10月中旬からの外部実習(臨地実務実習)に臨む1年生が実習前の救命講習を受講しました。
会場は本学の文化教養室にて、講師は日本赤十字社の方にお越しいただきました。

実際に倒れている人を発見したときの声掛けの方法や、胸骨圧迫が必要かどうかの確認手順なども学びました。

胸骨圧迫時に正しい位置で押されないと音がならない仕組みで、学生たちも苦戦しながら取り組んでいました。

また、胸骨圧迫に加えてAEDの使い方についても実習しました。
日本では年間約2万8000人の方が胸骨圧迫を受けて搬送されていますが、AEDが使用されるケースはそのうち約1,000人ほどとのこと。
これは「使い方がわからない」「勇気が出ない」といった理由から、AEDの使用が進んでいない現状があるそうです。

今回の講習を通して、学生たちは実習現場だけでなく、日常生活でも、もしものときに行動できる知識と心構えを身につけました。
命を守るための第一歩となる貴重な学びの時間となりました。