『カモメ通信4号』完成しました | せとうち観光専門職短期大学|業界最先端の学術と実務を学べる

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『カモメ通信4号』完成しました

刊行に際して

毎朝布団から出るのがつらい、冬らしい季節になってきました。学内のヨギボーランドには、こたつが登場しています。
せと短の、第3Qが終わりました。第3Qでは、学生企画満載の大学祭や、スポーツ交流会で学生・教職員入り乱れて頑張りました。(張り切りすぎて負傷者が1名…)
今回は、せと短の夏から秋にかけてのキャンパスライフを紹介します。

夢を追いかけて、広がった世界ー留学体験記

 私の留学のきっかけは、常に新しい挑戦を求める好奇心と、異なる文化を理解し、経験したいという欲望からでした。大学生活の中で、世界中の異なる価値観や習慣を知りたいという思いが強まり、留学が自分の成長にとって最適な手段だと感じました。留学を経て、私は大きく変わりました。言葉や文化の違いに直面する中で、柔軟性や対応力が飛躍的に向上しました。新しい環境での生活や学業に挑戦することで、自分の限界に挑む勇気を得ました。また、異なるバックグラウンドを持つ友達と触れ合うことで、対話の力や異文化コミュニケーションのスキルを磨くことができました。
 留学で培った経験は、現在の私の日常生活においても大いに活かされています。まず、異なる視点から物事を捉える柔軟性は、授業や人間関係において非常に役立っています。留学中に培った語学力は、留学初日の戸惑っていた頃に比べると、円滑なコミュニケーションが可能となっています。
 さらに、留学先での学びや体験は、私の価値観を豊かにしました。異なる文化に触れることで、自分の価値観や信念を見つめ直す機会を得ることができました。これが、より広い視野を持ち、他者との共感力を高める一助となっています。
 留学体験は私にとって人生の転機であり、自分をより深く知り、向上させるきっかけとなりました。これからも留学経験を通じて得た多様な価値観やスキルを活かし、新たな挑戦に果敢に取り組んでいきたいと思っています。
(3年・永田亮)

小豆島で経験した夏

 私は今年の夏休みに、小豆島にある宿「島宿真里」のアルバイトでお世話になりました。もともと小豆島に魅力を感じており、学校に掲示されたアルバイトの求人票を見て応募してみようと思いました。
 島宿真里は、醤油蔵通りに位置し、「醤油会席」を愉しむことのできる趣のある宿です。2019年には新たに、「オリーブ会席」を堪能できる宿「海音真里」がオープンしています。今回、私は海音真里の方に勤め、主に部屋のメンテナンスや、夕食・朝食のサービスを経験しました。特に、夕食の「オリーブ会席」のお品出しは印象深いものでした。まずは、接客の基本を身につけ、小豆島の特産品であるオリーブオイルや食材について学びました。多様に取り揃えたオリーブオイルの各々の特徴を把握することだけでも、専門的な知識が必要でした。宿では、それらを限られた時間の中で、料理やサービスを通してお客様にお伝えし、ご満足いただけるよう努めていることを知りました。
 一方で、アルバイト期間中は宿舎で過ごし、島での生活を楽しみました。休みの日には、従業員の方から教えてもらった地元ならではのおすすめの店やスポットを巡り、新たな小豆島の魅力を発見することができました。有意義な夏休みを過ごすことができ、これからの勉強の糧にもなる経験ができました。
(1年・岸本彩)

トヨタカローラ香川×土庄町×せと短&徳大
僕とモビと小豆島

 7月に、小豆島で2泊3日のゼミ合宿をしました。この目的は、トヨタカローラ香川さんの扱う電動モビリティ「GOGO!」を使った、学生目線の観光ツアーを作成することです。徳島大学の学生も参加して、賑やかな合宿になりました。
 合宿は3日間ありました。1日目から、さっそくモビリティに乗って、ツアー作成の材料を探すフィールドワークをしました。
2日目の午前中もフィールドワークに出て、午後からは、ツアー作成のための島民の方も参加したワークショップがありました。これまで見つけたスポットを組み合わせて、島民の方の意見も聞きながらツアー案を考えました。徳島大学の学生さんは、とても作業が早く、ぽんぽんアイデアを出して、さくさくツアーを組みあげていくので驚きました。
3日目の午前中は、前日に作成したツアー案を、より細かく練りあげ、午後からは、各ツアー案のグループ発表がありました。どのグループも、個性的なツアーを考えていて面白かったです。(12月に、最終的なツアー発表会がありました。)
 普段の大学生活では、せと短の学生としか関わりがないので、他大学とおこなった合同合宿は、刺激になって良かったです。
(3年・石井壮馬)

琴平バス(株)から得られた数々の経験

 私は2年生の第2クォーター「臨地実務実習Ⅱ」で「琴平バス株式会社」に行き、約6週間お世話になりました。この実習期間中は様々な営業所を巡り、地域創生事業の在り方を学び、そして、様々な方との交流を深める機会をいただきました。
 まず、中心的に実習を行った高松営業所では、日帰りバスツアーの企画、同行、手配等を行いました。企画では、週1回行われる会議に参加しながら、アドバイスをもとに試行錯誤を繰り返して
「淡路島農家レストラン陽・燦燦で地産地消のランチとアクアイグニス淡路島・絶景の温泉入浴」というツアーを実現させました。さらに、他のツアーにも同行し、祇園祭とお遍路のツアー(愛媛県と高知県)にも参加しました。実際のツアーでは、お客様との交流が印象的で、応援してもらったり喜んでいただけたりした時は添乗員としてのやりがいを感じました。他にも、企画や手配をしている時は、会社の方と協力をしながら作業をし、チームワークの大切さを学びました。
 次に、Kotoriコワーキング&ホステル高松に行きました。施設見学を通してKotoriの独自性を感じました。特に、ドアノブ代わりの下駄やタンバリンを使った時計など、リサイクル品をおしゃれに活かし
ていて、最新のやり方だと感じました。見学後は、カフェ巡りをテーマにした、Kotori周辺のガイドMAPを作りました。Kotoriを訪れたお客様の役に立つ物になればいいなと思います。-さらに、Kotoriのスタッフの方と「地域活性化を学ぶツアー」という兵庫県での社内ツアーにも同行させていただきました。様々なゲストハウスを巡りながら個性ある地域活性化の方法を学び、地域創生の領域を広げる事ができました。
 琴平本社営業所での実習では、「うどんタクシー」と「琴平mobi」の乗車体験をしました。うどんタクシーでは60分コースで「うどん山内」に行きました。運転手の方には、うどん情報や周辺観光地の歴史、うどんタクシー内での出来事などたくさんのお話を聞かせていただきました。うどん屋の裏側も見せていただき、うどんタクシーでしか味わえない取り組みを理解する事が出来ました。そして、琴平mobiでは、「ヒトツブビーズ店」でオリジナルペン作りのワークショップを体験したりと、琴平mobiを通園で利用しているお客様を見たり、金毘羅大門駅まで運んでいただいたりと、地域交流シェアモビリティーの在り方を理解しました。特に、琴平mobiの運転手「mobiクルー」の方の「クルーが楽しむ事で、お客様の安全安心の信頼を得られる。」という言葉が印象に残っています。
 「臨地実務実習Ⅱ」を終えて、琴平バス(株)は、まとめるのが難しい程のたくさんの経験、交流が
あり、香川県の観光を支えてくれている会社である事を学びました。実習Ⅲでは、さらに香川県の未来に繋がるような内容を学べるよう頑張りたいです。
(2年・高橋奈央)

せと短准教授 小島英夫先生に聞いてみた!

2023年12月12日
屋島のふもと

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