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2026年1月13日公開

【合格ロードマップ】観光英語検定とは?就職に役立つメリットとレベル別勉強法を完全ガイド

「将来、観光業界で働きたいけど、どうすれば夢を叶えられるんだろう?」
「就職活動でライバルに差をつけるには、どんな資格が必要なんだろう?」
 
そんなあなたの悩みを解決する一つの答えが、「観光英語検定」です。この記事では、なぜこの資格が観光業界への近道になるのか、就職活動でのメリット、そして合格するための具体的な勉強法まで、観光業界のプロを数多く育ててきた「せとうち観光専門職短期大学」が徹底解説します。
 
この記事を読めば、あなたの進路に関するモヤモヤが晴れ、具体的な目標が見つかるはずです。

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観光英語検定は観光業界への就職・キャリアアップに有利な資格

観光英語検定は、観光業界で働く上で必要な専門的な英語力を測る資格です。結論から言うと、この資格はホテル・旅行・航空といった観光業界を目指すなら、ぜひ取得しておきたい有利な資格といえます。漠然と「英語が得意です」とアピールするのではなく、具体的な資格として提示することで、あなたの意欲と能力を客観的に示すことができます。

「観光に特化した英語力」を客観的に証明できる

観光業界で求められる英語力は、日常会話やビジネス英語とは少し違います。空港での案内、ホテルのチェックイン、観光地の説明、文化紹介など、現場で使われる専門的な単語や表現が数多く登場します。
観光英語検定は、まさにこの「観光の現場で使える英語力」を測るために作られた試験です。この資格を持っていることは、あなたが観光業界への強い関心を持ち、即戦力として活躍できる英語力を備えていることの何よりの証明になります。

TOEICや英検との違いは?専門性で差別化しよう

「英語の資格ならTOEICや英検じゃダメなの?」と思うかもしれません。もちろん、それらの資格も英語力を示す上で非常に有効です。しかし、観光英語検定には、これらにはない「専門性」という大きな強みがあります。

資格の種類目的主な出題内容特に評価される業界
観光英語検定観光分野における英語コミュニケーション能力の測定観光・旅行・ホテル・航空業務に関する語彙・表現、地理・歴史・文化観光業界全般(ホテル、旅行、航空、交通など)
TOEICビジネスや日常生活における英語コミュニケーション能力の測定ビジネスメール、会議、広告、アナウンスなど幅広いビジネスシーン幅広い業界(外資系、商社、メーカーなど)
実用英語技能検定(英検)日常生活から社会問題まで、総合的な英語力の測定読解、作文、面接など4技能(聞く・話す・読む・書く)をバランス良く評価教育業界、入試優遇、海外留学など

このように、TOEICや英検が幅広い分野での英語力を証明するのに対し、観光英語検定は「観光」というフィールドに特化しています。観光業界を第一志望に考えているなら、この専門性こそが他の就活生との大きな差別化につながるのです。

実際に企業はこう見ている!採用担当者に評価されるポイント

企業の採用担当者は、履歴書に「観光英語検定2級取得」と書かれているのを見ると、単に「英語ができる学生」というだけでなく、「観光業界への志望度が高く、入社後すぐに活躍してくれそうな学生」という印象を持ちます。

特に、海外からのお客様(インバウンド)が増加している現在、現場で使える英語力を持つ人材は非常に貴重です。面接で「なぜこの資格を取ったのですか?」と聞かれた際に、観光業界への熱意や将来のビジョンを具体的に語ることができれば、評価はさらに高まるでしょう。

観光英語検定を取得する5つのメリット

観光英語検定は、就職に有利なだけではありません。あなたの学びやキャリア、そして人生を豊かにする、たくさんのメリットがあります。

メリット1

観光業界への就職・転職活動で有利になる

これが最大のメリットです。エントリーシートの資格欄でアピールできるのはもちろん、面接でも「観光業界で働くために、専門的な英語を学んできました」と具体的な努力を語る材料になります。業界研究をしっかり行っているという意欲の高さも伝わり、採用担当者に好印象を与えます。

メリット2

ホテル・旅行・航空業界でのキャリアアップにつながる

就職後も、この資格で得た知識は大きな武器になります。海外からのお客様への対応を任されたり、海外の支社や提携企業とのやり取りを担当したりと、活躍の場が大きく広がります。社内での評価が高まり、昇進や希望の部署への異動といったキャリアアップにもつながる可能性があります。

メリット3

海外旅行やインバウンド対応など実生活で役立つ

学習した内容は、実生活でもすぐに役立ちます。海外旅行に行ったとき、現地の文化や歴史をより深く理解しながら楽しむことができます。また、街中で困っている外国人観光客を見かけたときに、スムーズに道案内ができるようになるなど、英語でのコミュニケーションに自信が持てるようになります。

メリット4

観光に関する幅広い知識(地理・歴史・文化)が身につく

観光英語検定の学習は、英語だけにとどまりません。国内外の有名な観光地、世界遺産、歴史的な出来事、文化的な背景など、観光に関する幅広い教養が自然と身につきます。これは、お客様との会話を弾ませるための引き出しとなり、あなたの接客をより魅力的なものにしてくれるでしょう。

メリット5

具体的な目標を持つことで英語学習のモチベーションが上がる

「英語を話せるようになりたい」という漠然とした目標だけでは、学習を続けるのは難しいものです。「次の試験で2級に合格する!」という具体的で明確な目標を持つことで、日々の勉強に張り合いが生まれ、モチベーションを維持しやすくなります。合格という成功体験は、さらなる学習意欲にもつながります。

観光英語検定試験の全体像をサクッと解説

ここで、観光英語検定がどのような試験なのか、基本的な情報を確認しておきましょう。

主催団体と試験の目的

観光英語検定は、一般財団法人 全国語学ビジネス観光教育協会が主催しています。観光業界で働く人や、これから目指す人たちの英語によるコミュニケーション能力の向上を目的として実施されている検定です。

試験日・会場・受験料一覧

試験は年に2回実施されるのが基本です。最新の情報は必ず公式サイトで確認してください。

項目内容
試験日年2回(例年6月下旬、10月下旬)
申込期間試験日の約2ヶ月前から約1ヶ月前まで
試験会場全国主要都市の指定会場
受験料(税込)受験料(税込) 1級: 10,500円 / 2級: 6,300円 / 3級: 4,950円 ※協会会員は会員価格での受験が可能です。
公式サイト以下URLからご確認ください

※上記は一般的な情報です。年度によって変更される可能性があるため、詳細は公式サイトをご確認ください。

申し込みから合否発表までの流れ

【レベル別】観光英語検定の難易度・合格率・出題内容

観光英語検定は、3級・2級・1級の3つのレベルに分かれています。自分の現在の英語力や目標に合わせて、どの級から挑戦するかを決めましょう。

3級:基礎レベル(中学卒業程度)

海外旅行の基本的な場面で、簡単なコミュニケーションがとれるレベルです。まずはここから挑戦するのがおすすめです。

求められる英語力と知識

約3,000語の語彙力と、高等学校中等学年程度の基本的な文法・構文の理解度が求められます。海外におけるマナーや習慣の違いを認識し、旅行や観光に関連する専門用語、慣用表現、国際的な常識等も出題されます。
具体的には、海外グループ旅行で少数の同僚と一緒に英語を使って行動したり、国内で外国人に道案内やパンフレット類を英語で説明したりできるレベルが想定されています。

合格率と合格基準点

直近(第50回)の合格率は74.5%です。
合格基準は、筆記試験(50点満点)で25点以上、かつリスニング試験(40点満点)で19点以上となります。

問題構成

筆記(マークシート方式)とリスニングで構成されます。
各級の具体的な出題形式やサンプル問題は、観光英語検定公式サイトで確認できます。

2級:実用レベル(高校卒業程度)

観光業界で働く上で、最低限必要とされる英語力を証明できるレベルです。就職活動でアピールするなら、2級以上の取得を目指しましょう。

求められる英語力と知識

約5,000語の語彙力と、高等学校修了程度の適切な文法・構文の理解度が求められます。海外におけるマナーや習慣の違いを認識し、旅行や観光に関連する専門用語、慣用表現、国際的な常識等も出題されます。
具体的には、海外で個人旅行をする際に、旅程を組み、乗り物やホテルの予約、また単独で観光や買物等を英語で対処したり、国内で外国人に観光地や名所旧跡等を英語で紹介したりできるレベルが想定されています。

合格率と合格基準点

直近(第50回)の合格率は55.4%です。
合格基準は、筆記試験(50点満点)で31点以上、かつリスニング試験(40点満点)で25点以上となります。

問題構成

筆記とリスニングで構成。3級よりも長文や複雑な表現が増えます。
各級の具体的な出題形式やサンプル問題は、観光英語検定公式サイトで確認できます。

1級:プロレベル(大学専門課程修了程度)

通訳や海外との交渉など、プロフェッショナルとして高度な業務に対応できるレベルです。非常に難易度が高いですが、取得できれば大きな強みになります。

求められる英語力と知識

約8,000語の語彙力と、専修学校修了以上の学習内容、または最低2~3年以上の業務経験があるレベルの正確な文法・構文の理解度が求められます。海外におけるマナーや習慣の違いを認識し、旅行や観光に関連する専門用語、慣用表現、国際的な常識等も出題されます。
具体的には、海外で日本人客を接遇し、英語で添乗業務ができたり、国内で外国人に観光地や名所旧跡等を英語で通訳ガイドができたりするレベルですし、国内のホテルや他の場所で外国人に英語で充分な接遇ができ、海外における風俗習慣や国際儀礼等の異文化を英語を介して理解し、紹介できる能力も求められます。

合格率と合格基準点

直近(第50回)の合格率は20.3%と難関です。
合格基準については公式サイトでは公開されていません。

問題構成

2020年度より試験内容が改定され、筆記試験(記述式)と面接試験(ネイティブとの対話形式)で構成されます。
各級の具体的な出題形式やサンプル問題は、観光英語検定公式サイトで確認できます。

観光英語検定に合格するためのレベル別勉強法とおすすめ参考書

ここからは、目標の級に合格するための具体的な勉強法を紹介します。

【全級共通】まずやるべき3つのこと

どの級を受験する場合でも、まず初めに以下の3つのステップを踏むことが合格への近道です。

1.

自分の現在の英語レベルを把握する

まずは公式問題集などを一度解いてみて、現在の自分の実力を客観的に知りましょう。どの分野が得意で、どこが苦手なのかを分析することがスタートです。

2.

目標級と学習スケジュールを決める

自分の実力と目標のギャップを把握したら、「次の試験で〇級に合格する」という目標を決めます。そして、試験日から逆算して、1日にどれくらい勉強するか、週単位・月単位でどこまで進めるか、具体的な計画を立てましょう。

3.

公式問題集で問題形式に慣れる

観光英語検定には特有の問題形式や頻出単語があります。最も効果的な対策は、公式問題集を繰り返し解くことです。時間配分を意識しながら解くことで、本番での対応力も身につきます。

【3級・2級】基礎固めのための勉強法

3級・2級の合格の鍵は、基礎的な単語と文法を確実に身につけることです。

単語:観光に特化した頻出単語の覚え方

市販の観光英語検定対策の単語帳を一冊用意し、繰り返し学習しましょう。「空港」「ホテル」「レストラン」など、場面ごとにまとめて覚えるのが効率的です。

文法:中学・高校レベルの文法の復習ポイント

難しい文法は必要ありません。中学・高校で習った基本的な文法(現在完了形、関係代名詞、比較級など)をしっかり復習しましょう。特に苦手な分野があれば、薄い問題集で集中的に練習するのがおすすめです。

リスニング:聞き取りのコツとおすすめ学習ツール

公式問題集のリスニング問題を何度も聞き込み、スクリプト(台本)を見ながらシャドーイング(音声に続いて影のように発音する練習)を行うのが効果的です。YouTubeなどで海外の旅行Vlogを見るのも、楽しみながらリスニング力を鍛えるのに役立ちます。

【1級】合格を勝ち取るための応用的な勉強法

1級は基礎力だけでは合格できません。より高度で幅広い知識と情報処理能力が求められます。

国内外の観光・文化・時事問題に関する情報収集術

日頃から英語のニュースサイト(BBC、CNNなど)や、観光業界の専門誌(日本語でも可)に目を通し、最新の情報をインプットする習慣をつけましょう。特に、世界遺産やインバウンド観光に関するトピックは頻出です。

長文読解とリスニングのスコアアップ戦略

筆記試験対策として、ただ読む・聞くだけでなく、文章の論理構成や話の要点を素早く掴む練習が必要です。パラグラフ(段落)ごとに要旨をメモしたり、話の展開を予測しながら聞いたりする訓練を重ねましょう。

面接対策:実践的な会話力と表現力を磨く

ネイティブとの面接試験があるため、実践的な会話力を養うことが重要です。観光に関するテーマで意見を述べたり、質問に答えたりする練習を繰り返しましょう。オンライン英会話や英会話カフェなどを活用するのも有効です。

独学は不安?効率的に学ぶならプロに頼るのもアリ

「一人で計画を立てて勉強を続けるのは自信がない…」と感じる人もいるかもしれません。そんな時は、観光分野の専門知識を持つ先生がいる学校で学ぶという選択肢もあります。例えば、せとうち観光専門職短期大学のような環境であれば、同じ目標を持つ仲間と励まし合うことができ、独学にはないメリットがたくさんあります。

Q&A|観光英語検定に関するよくある質問

最後に、観光英語検定についてよく寄せられる質問にお答えします。

Q1. 観光英語検定と全国通訳案内士の違いは何ですか?
A. 大きな違いは、全国通訳案内士が「国家資格」である点です。

全国通訳案内士は、報酬を得て外国人観光客に付き添い、外国語で通訳案内(ガイド)を行うことができるプロフェッショナルな資格です。2018年の法改正により、資格がなくても有償で通訳案内を行うことは可能になりましたが、全国通訳案内士の資格は、高度な知識と語学力を有するプロフェッショナルであることを証明するものです。一方、観光英語検定は民間資格であり、観光分野全般で役立つ英語力を証明するものです。通訳案内士の方が専門性も難易度も格段に高くなります。
Q2. 面接試験はありますか?
A. 3級と2級には面接試験(スピーキングテスト)はありませんが、1級にはネイティブとの面接試験があります。

試験は、3級と2級が筆記(マークシート方式)とリスニング、1級が筆記(記述式)と面接で構成されています。
Q3. どの級から受験するのがおすすめですか?
A. 自分の英語力に合った級から受験するのが基本です。

英語に自信がない方は3級から、高校で英語をしっかり勉強してきた方や就職活動でのアピールを考えている方は2級からの挑戦がおすすめです。自信がある方は、3級と2級を同じ日に受験する「併願」も可能です。
Q4. 有効期限はありますか?
A. いいえ、観光英語検定の資格に有効期限はありません。

一度合格すれば、その資格は生涯有効です。

まとめ:資格を活かして観光のプロを目指すなら、実践的な学びが重要

この記事では、観光英語検定のメリットや勉強法について詳しく解説してきました。最後に、大切なポイントを振り返りましょう。


  • 観光英語検定は、観光業界への就職・キャリアアップに有利な資格

  • TOEICや英検とは違い、「観光への専門性」で差別化できる

  • 就職でアピールするなら、実用レベルの「2級」以上を目指すのがおすすめ

  • 合格の鍵は、公式問題集を使った反復学習と、レベルに合わせた対策


しかし、最も忘れてほしくないのは、資格取得はゴールではなく、観光業界で活躍するためのスタートラインだということです。
観光英語検定で得た知識を、実際の現場でお客様を笑顔にするための「使えるスキル」に高めていくことが何よりも重要です。そのためには、机の上での勉強だけでなく、リアルな現場を体験できる実践的な学びが欠かせません。

私たちせとうち観光専門職短期大学では、総授業時間数の3分の1以上を実習や演習にあてています。特に、JR四国やJALグループ、大手ホテルといった本物の現場で3ヶ月以上にわたって働く「臨地実務実習」は、知識を本物のスキルに変える絶好の機会です。

卒業時には、専門学校の「専門士」とは異なる、公的な学位である「短期大学士(専門職)」が与えられ、「短大卒」として就職活動に臨むことができます。
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