「好きなことを仕事にできたら最高だけど、そんなの夢物語かな…」
「周りは大学や学部の話をしているけど、いまいちピンとこない…」
進路について考え始めた高校生のあなたが、こんな風に悩むのは当然のことです。この記事では、そんなあなたのための「好きを仕事に変えるための具体的な地図」をお渡しします。
単なる精神論ではなく、後悔しないための自己分析の方法から、具体的な進路の選び方まで、一つひとつ丁寧に解説します。この記事を読み終える頃には、自分の「好き」に自信を持ち、未来への第一歩を踏み出す準備が整っているはずです。
多くの人が憧れる「好きなことを仕事にする」って、実際どうなの?
「好きなことを仕事にする」と聞くと、毎日がキラキラして楽しそうなイメージがありますよね。もちろん素晴らしい面がたくさんありますが、一方で知っておくべき現実もあります。まずは、メリットとデメリットの両方をしっかり見ていきましょう。
好きなことを仕事にすると、仕事への満足度が高まり、結果として成長を促進する可能性が高まります。
高いモチベーションを維持しやすくなる
「好き」が原動力となるため、「やらされている感」が薄れます。毎日、自分の興味があることに打ち込むことで、自然とやる気が湧き、高い集中力を保ちながら仕事に取り組める傾向があります。
困難な壁も乗り越えやすくなる
どんな仕事にも、大変なことや難しい壁は必ずあります。しかし、それが自分の好きな分野のことであれば、「もっと知りたい」「できるようになりたい」という気持ちが勝り、ゲームの難関ステージをクリアするような感覚で、前向きに乗り越えやすくなるでしょう。
自然と知識やスキルが身につきやすくなる
仕事以外の時間でも、アンテナを張って関連情報を集めたり、新しい技術を試してみたりすることが苦になりにくい傾向があります。趣味の延長のように楽しみながら知識や技術を吸収できるため、他の人よりも早く専門家へと成長していける可能性が高まります。
一方で、良いことばかりではありません。憧れだけで飛び込むと後悔する可能性もあるので、注意点もしっかり理解しておきましょう。
好きだったことが「義務」に変わる可能性がある
仕事である以上、納期や売上目標、お客様からの要望など、様々な制約が生まれます。これまで自分のペースで楽しめていたことが「やらなければならないこと」に変わり、プレッシャーを感じてしまうことがあります。
理想と現実のギャップに苦しむことがある
例えば「ゲームが好き」でゲーム会社に入っても、実際に担当するのは地道なテスト作業やお客様対応かもしれません。「好き」なことの華やかな部分だけでなく、それを支える泥臭い作業も仕事には含まれるという現実です。
必ずしも稼げるとは限らない
「好き」を仕事にすることと、「十分な収入を得られる」ことはイコールではありません。特に、多くの人が憧れる人気の職業は競争が激しいこともあります。どうすれば仕事として成立させ、生活していけるのか、という視点を持つことが大切です。
後悔しないための第一歩!あなたの「好き」を5つの質問で深掘りしよう
「好きなことを仕事にしたい」と思ったら、まずやるべきことは、自分の「好き」という気持ちを徹底的に深掘りすることです。なんとなく「好き」なだけでは、仕事の壁にぶつかった時に心が折れてしまうかもしれません。
それは、あなたの「好き」の解像度を上げ、仕事に繋がる「核」を見つけるためです。ぼんやりとした「好き」を、具体的で強い「情熱」に変えることで、自分に合った仕事が見つかりやすくなり、面接などでも自分の言葉で熱意を語れるようになります。
さあ、早速次の5つの質問に答えてみましょう。
例:「旅行が好き」なら・・・
- きれいな景色を見ること?
- 旅行の計画を立てること?
- 現地の美味しいものを食べること?
- 現地の文化や歴史に触れること?
- 知らない人と話すこと?
- 計画を立てるのが好き
- 友達を喜ばせるのが嬉しいから?
- 限られた時間やお金で、最高に効率的なプランを考えるのが楽しいから?
- 未知の場所について調べること自体がワクワクするから?
- 一人で黙々と集中している時?
- チームのみんなでワイワイ話し合いながら進めている時?
- 誰かに教えたり、発表したりしている時?
- 忙しくて旅行の計画を立てられない人
- まだ知られていない地元の魅力を知りたい観光客
- 言葉が通じなくて困っている外国人観光客
- 華やかな企画を立てるためなら、膨大なデータ分析や地道なリサーチも頑張れる。
- お客様の笑顔を見るためなら、クレーム対応や早朝勤務も乗り越えられる。
「好き」を仕事にするための具体的な4ステップ
自己分析で自分の「好き」の正体が見えてきたら、次はいよいよ具体的な仕事に結びつけるステップに進みましょう。
ステップ1
「好き」から生まれたキーワードで仕事を検索してみる
自己分析で見つけた「なぜ好きか(動機)」や「誰を幸せにしたいか(貢献対象)」をキーワードにして、インターネットで検索してみましょう。「好き」なモノそのものではなく、「好き」から派生した行動や価値観で検索するのがポイントです。
例
- 「旅行 計画 喜ばせる 仕事」
- 「地元 魅力 発信 仕事」
- 「地域貢献 企画 仕事」
こうして検索すると、「旅行会社のツアープランナー」だけでなく、「観光協会の職員」「DMO(観光地域づくり法人)」「イベント企画会社」など、これまで知らなかった様々な仕事が見つかるはずです。
ステップ2
その仕事をしている人のリアルな情報を集める
興味のある仕事が見つかったら、その仕事が実際にどんなものなのか、リアルな情報を集めましょう。
SNSやインタビュー記事で仕事内容や1日の流れを調べる
企業の公式サイトだけでなく、働いている人のSNS(XやInstagramなど)や、職業インタビューが載っているウェブサイトを探してみましょう。仕事のやりがいだけでなく、大変なことや1日のスケジュールなど、具体的な働き方がイメージできます。
関連するイベントやオープンキャンパスに参加して話を聞く
可能であれば、その仕事に関連するイベントや、その職業を目指せる大学・専門学校のオープンキャンパスに参加してみましょう。実際に働いている人や、その道を目指している先輩から直接話を聞くことで、ネットだけでは得られない貴重な情報を得られます。
ステップ3
今の自分に必要なスキルや知識を洗い出す
その仕事に就くためには、今の自分に何が足りないのかを考えてみましょう。必要な資格、パソコンの技術、コミュニケーション能力など、具体的な目標が見えてきます。
ステップ4
小さなことから始めてみる(アルバイト・発信活動)
いきなり就職するのは難しくても、今から始められることはたくさんあります。
アルバイトやボランティア
関連する業界でアルバイトをしてみる。例えば、ホテルやレストランなどで働いてみる。発信活動
自分の好きなことについて、ブログやSNSで発信してみる。自分の考えをまとめる練習にもなり、同じ興味を持つ人と繋がれるかもしれません。
こうした小さな一歩が、大きな自信と経験に繋がります。
【高校生必見】「好き」を仕事に繋げるための進路の選び方
「好き」を仕事にするためには、高校卒業後の進路選びが非常に重要です。どんな場所で、何を学ぶかによって、あなたの未来は大きく変わります。
進学先には、それぞれ特徴があります。どれが優れているというわけではなく、あなたの「好き」を仕事にするために、どの環境が一番合っているかを考えてみましょう。
学校の名前やイメージだけで選ぶのではなく、その中身をしっかりチェックすることが後悔しないためのカギです。
実習時間やインターンシップ制度はあるか?
「好き」を仕事にするには、現場での経験が何よりも大切です。授業の何割が実習に充てられているか、長期間のインターンシップ(臨地実務実習)制度が整っているかを確認しましょう。
現場経験が豊富な先生から学べるか?
その業界の第一線で活躍してきた先生から学ぶことは、教科書だけでは得られない「生きた知識」を得ることに繋がります。どんな経歴の先生がいるのか、ぜひ調べてみてください。
卒業後のキャリアパスは多様か?(就職、大学編入など)
卒業後の選択肢が広いかどうかも重要なポイントです。就職はもちろん、さらに学びを深めるために4年制大学など他の学校へ編入する道が用意されていると、将来の可能性が広がります。
(コラム)観光や地域貢献が好きなら、こんな学びの場があります
もしあなたの「好き」が「観光」や「地元を元気にしたい」という気持ちに繋がっているなら、「専門職短期大学」という選択肢があなたの夢を力強く後押ししてくれるかもしれません。
例えば、せとうち観光専門職短期大学では、こんな学びができます。
ただ「楽しい」だけでなく、どうすれば人が集まり、地域が潤うのかを考える経営やマーケティングの知識を基礎から学びます。これにより、将来的に観光プランを企画したり、新しいサービスを生み出したりする力が身につきます。
3年間で合計3ヶ月以上、鉄道会社やホテル、観光地域づくり法人といった本物の職場で働く「臨地実務実習」が必修です。憧れの職場で実際に働くことで、自分の適性を見極め、卒業後すぐに活躍できる即戦力を養います。
卒業すると、4年制大学への編入や公務員試験の受験も可能な、公的な学位「短期大学士(専門職)」が与えられます。観光業界への就職はもちろん、さらに学びを続けたい場合や、別の道に進みたくなった場合でも、あなたの可能性を狭めることはありません。
「好きなことを仕事にしたい」人が抱えるQ&A
最後に、多くの高校生が抱える疑問や不安にお答えします。
無理に「特別な好き」を見つけようとしなくて大丈夫です。「これをしている時間は苦じゃないな」「少しだけ興味があるな」というレベルで構いません。色々なことに少しずつ手を出してみて、心が動く瞬間を探してみましょう。友達の趣味に付き合ってみる、地域のイベントに参加してみるなど、普段の行動範囲を少し広げてみるのがおすすめです。
もし仕事にしていく中で「好き」の形が変わってきたとしても、それは自然なことです。例えば、最初は「絵を描くこと」が好きだったのが、次第に「自分の絵で人を喜ばせること」や「チームで一つの作品を創り上げること」にやりがいを感じるようになるかもしれません。一つの「好き」に固執せず、仕事を通じて得られる新しい喜びや目的に目を向けてみましょう。
そのために、この記事で紹介したような自己分析や情報収集が役立ちます。「なぜその仕事がしたいのか」「その仕事にはどんな可能性があるのか」「そのためにどんな進路を考えていて、何を学ぼうとしているのか」を、あなた自身の言葉で具体的に説明してみてください。あなたが真剣に自分の将来を考えていることが伝われば、きっと応援してくれるはずです。
まとめ
「好きなことを仕事にする」のは、決して夢物語ではありません。大切なのは、自分の「好き」と真剣に向き合い、その解像度を上げ、具体的な行動に移すことです。
今回ご紹介した自己分析の5つの質問や、仕事に繋げるための4つのステップを参考に、ぜひあなただけのキャリアプランを描いてみてください。
もしあなたの「好き」が「観光」「旅行」「地元を元気にしたい」という気持ちに繋がっているなら、その想いを3年間で本物のスキルに変える場所があります。
まずはオープンキャンパスで、同じ夢を持った先輩や、業界のプロである先生たちの話を直接聞いてみませんか?あなたの未来に繋がるヒントが、きっと見つかるはずです。
宿泊クラス
3年制 観光振興学科 2年生の選択