鉄道関係の仕事20選!運転士だけじゃない仕事の種類から就職に有利な進路まで徹底解説
「鉄道の仕事に興味があるけど、運転士以外にどんな仕事があるんだろう?」「自分に合った進路は?」
そんな疑問を持つ高校生のために、この記事では鉄道を支える多様な仕事の種類から、就職に有利な進路までを徹底解説します。
大手交通インフラ企業への就職実績もある「せとうち観光専門職短期大学」が、業界のリアルな情報をもとに作成。あなたの進路に関する疑問や不安を解消し、未来への具体的な一歩をサポートします。
【一覧表】鉄道関係の仕事はこんなにある!4つの分野別マップ
「鉄道関係の仕事」と一言で言っても、その種類は本当にたくさんあります。まずは、どんな仕事があるのか全体像をつかんでみましょう。ここでは、鉄道の仕事を大きく4つの分野に分けて、代表的な職種を一覧表にまとめました。
①【運行の最前線】お客様を安全・快適に運ぶ仕事5選
ここでは、多くの人が「鉄道の仕事」と聞いて思い浮かべる、お客様と直接関わる花形の仕事を紹介します。
駅員
駅員は、駅のホームや改札口でお客様の安全を守り、快適な利用をサポートする仕事です。切符の販売や改札業務、乗り換え案内、忘れ物の対応など、お客様と最も近い距離で接します。困っている人を助けることにやりがいを感じる人に向いている仕事です。
客室乗務員(鉄道パーサー)
客室乗務員は、新幹線や特急列車に乗り込み、お客様に快適な旅を提供する仕事です。車内販売や座席の案内、観光情報の提供など、その役割は飛行機の客室乗務員に似ています。高いホスピタリティとコミュニケーション能力が求められます。
運行管理者(指令員)
運行管理者は「指令員」とも呼ばれ、指令室から全ての列車の動きをリアルタイムで把握し、ダイヤ通りに運行できるよう指示を出す、鉄道の司令塔です。事故や遅延が発生した際には、迅速に状況を判断し、運転再開に向けた指示を出します。強い責任感と冷静な判断力が不可欠な、まさにプロフェッショナルの仕事です。
②【縁の下の力持ち】鉄道の安全を守る技術系の仕事5選
毎日当たり前のように電車が走っているのは、見えないところで鉄道を支える技術系のプロフェッショナルがいるからです。ここでは、安全運行に欠かせない専門職を紹介します。
車両整備士(メンテナンス)
車両整備士は、電車が安全に走れるように、定期的な点検や修理、部品交換を行う仕事です。車両基地で、電車の「お医者さん」として小さな異常も見逃さない鋭い観察眼と専門知識が求められます。
保線
保線は、列車の乗り心地や安全に直結する線路(レール)の状態を維持・管理する仕事です。ミリ単位のズレを修正したり、傷んだ枕木や砂利を交換したりと、地道ですが非常に重要な役割を担います。多くは夜間の作業となり、体力も求められます。
土木技術者
土木技術者は、線路が通る橋やトンネル、駅のホームといった構造物の建設や保守を担当します。線路を新たに敷設するプロジェクトや、災害に強いインフラを作るための改良工事など、スケールの大きな仕事に携わることができます。
電気技術者
電気技術者は、電車を動かすための電力供給設備(架線など)や、駅の照明、空調といった電気設備全般の保守・管理を行います。安定した電力供給は鉄道運行の生命線であり、電気に関する幅広い知識と技術が必要です。
信号通信技術者
信号通信技術者は、列車の安全な運行を制御する信号機や、踏切、指令室と乗務員をつなぐ無線などの通信設備を守る仕事です。これらのシステムに異常があれば大事故につながるため、常に正常に作動するよう、高い専門性を持って点検・管理を行います。
③【未来を創る】鉄道会社のサービスや事業を企画する仕事5選
鉄道会社は、ただ電車を走らせるだけではありません。お客様にもっと利用してもらうための新しいサービスを考えたり、鉄道事業の枠を超えたビジネスを展開したりしています。
企画(ダイヤ・商品開発)
企画部門では、お客様の利便性を高めるためのダイヤ(時刻表)の改正の方針決定、お得な切符や旅行商品を開発したりします。沿線のイベントに合わせて臨時列車を走らせるなど、アイデアを形にする面白い仕事です。
広報・宣伝
広報・宣伝は、テレビCMやポスター、SNSなどを通じて、鉄道会社の魅力や新しいサービスを世の中に広く伝える仕事です。会社のイメージアップを図り、多くの人に鉄道を利用してもらうための戦略を考えます。
営業(法人・旅行代理店)
営業は、企業や学校に社員旅行や修学旅行を提案したり、旅行代理店に自社の旅行商品を扱ってもらったりする仕事です。多くの人に鉄道の旅を楽しんでもらうために、コミュニケーション能力や提案力が重要になります。
不動産開発
多くの鉄道会社は、駅ビルや商業施設、マンションなどの不動産事業も手掛けています。駅周辺の土地を開発し、街の価値を高めることで、鉄道の利用者を増やすことにも繋がる、ダイナミックな仕事です。
観光開発
観光開発は、沿線の観光資源を活かして、新たな観光ルートを作ったり、魅力的なイベントを企画したりする仕事です。地域と連携し、街全体の活性化に貢献することができます。観光に関する幅広い知識が役立ちます。
④【組織の土台】会社全体を支える事務系の仕事5選
どの会社にも共通して存在する、組織の運営に欠かせない仕事です。鉄道会社も例外ではなく、多くの社員が会社を裏から支えています。
経営企画
経営企画は、会社の将来を見据え、中長期的な経営戦略を立てる仕事です。社会の動向やデータを分析し、会社が今後どのように成長していくべきか、その方向性を決定する重要な役割を担います。
総務
総務は、備品の管理やオフィスの環境整備、株主総会の運営など、社員が働きやすい環境を整えるための幅広い業務を担当します。「会社の何でも屋さん」とも呼ばれ、様々な部署と関わる機会が多い仕事です。
人事
人事は、社員の採用や育成、異動、給与計算など、「人」に関わる全ての業務を担当します。会社の成長に不可欠な人材を確保し、社員一人ひとりが能力を発揮できるような仕組みを作る、やりがいのある仕事です。
経理
経理は、会社のお金の流れを管理する専門職です。日々の売上管理から決算書の作成まで、会社の健全な経営を支える上で欠かせない存在です。数字に強く、正確性が求められます。
法務
法務は、契約書のチェックや、新しい事業を始める際の法的な問題点の確認など、法律に関わる業務を担当します。会社の活動が法律に則って正しく行われるようにサポートし、トラブルを未然に防ぐ重要な役割を果たします。
鉄道関係の仕事に就くには?知っておきたいQ&A
ここまで様々な仕事を紹介してきましたが、実際に鉄道関係の仕事に就くにはどうすればいいのでしょうか?よくある質問にQ&A形式でお答えします。
高卒採用:
駅員や車掌、運転士、車両整備士などの現場で働く職種(現業職)は、高校卒業後に鉄道会社に就職し、社内での訓練を経て目指すのが一般的です。大卒採用:
企画、人事、経理などの事務系職種や、専門知識が求められる技術系職種(総合職)は、大学卒業以上の学歴が求められることが多いです。学部は問われないことが多いですが、技術職の場合は理系学部が有利になることがあります。
多くの鉄道会社では、まず駅員や車掌として経験を積んだ後、社内の選抜試験に合格した人が運転士になるための養成訓練を受けます。そこで学科と技能を学び、国家試験に合格して初めて運転士として乗務できます。
文系:
企画、営業、広報、人事、経理といった事務系の仕事や、駅員、車掌などの接客業務では、文系で学んだコミュニケーション能力や社会の仕組みに関する知識が活かせます。理系:
車両、保線、土木、電気、信号といった技術系の仕事では、数学や物理などの理系科目の知識が必須となります。
ただし、これはあくまで一般的な傾向です。最も大切なのは「鉄道業界で何をしたいか」という熱意なので、文系・理系だけで進路を決めつけないようにしましょう。
日本の人口減少により、利用者が減っていくという課題はあります。しかし、鉄道は人々の生活や経済活動に欠かせない社会インフラであり、簡単になくなることはありません。また、多くの鉄道会社が不動産事業や観光開発など、鉄道以外の事業にも力を入れており、安定した経営基盤を築いています。
【進路選択】鉄道業界への夢を叶えるための学校選び
鉄道業界で働くという夢を叶えるためには、高校卒業後の進路選択がとても重要になります。ここでは、主な進路である「4年制大学」「専門学校」、そして「専門職短期大学」について、それぞれの特徴を比較してみましょう。
メリット
- 「大卒」という学歴が得られるため、鉄道会社の総合職を目指す場合に有利です。
- 幅広い教養を身につける時間があり、将来の選択肢が広がります。
デメリット
- 専門的な実習の機会は少なく、実践的なスキルは入社後に学ぶことになります。
- 学費や生活費が4年間かかるため、経済的な負担が大きくなります。
メリット
- 鉄道業界に特化した授業が多く、就職に直結する専門知識や技術を効率的に学べます。
- 業界とのつながりが強く、就職サポートが手厚い場合があります。
デメリット
- 卒業時の学歴は「専門士」となり、「大卒」や「短大卒」とは異なるため、応募できる職種の幅が狭まる可能性があります。
- 学べる範囲が専門分野に限定されがちです。
「総合職も目指せる学歴が欲しいけど、専門学校のように実践的なことも早く学びたい…」そんなあなたにぴったりなのが、「専門職短期大学」という新しい選択肢です。
これは、4年制大学の「学歴(短期大学士)」と専門学校の「実践力」を、3年間という効率的な期間で両立できる新しいタイプの大学です。
特に、私たち「せとうち観光専門職短期大学」では、総授業時間数の3分の1以上が実習で構成されています。最大の特長は、企業と連携した「臨地実務実習」です。実際の職場でプロと一緒に働くことで、教科書だけでは学べない現場の知識や技術を身につけることができます。卒業時には公的な「短期大学士(専門職)」の学位がもらえるので、短大卒として就職活動ができ、将来のキャリアの可能性も広がります。
まとめ:自分に合った仕事を見つけて、鉄道業界で活躍する未来を描こう
今回は、鉄道関係の仕事について、様々な角度から解説してきました。最後に、大切なポイントを振り返りましょう。
- 鉄道業界には、運転士や駅員だけでなく、安全を守る技術職、サービスを創る企画職、会社を支える事務職など、本当に多様な仕事がある。
- それぞれの仕事内容や求められる能力は違うため、自分の興味や得意なことに合った職種を見つけることが、夢への第一歩になる。
- 目標とする仕事から逆算し、4年制大学、専門学校、専門職短期大学といった選択肢の中から、自分にとって最適な進路を選ぶことが重要。
たくさんの仕事があって、どの進路を選べばいいか、まだ迷ってしまうかもしれません。でも、それはあなたの未来に真剣に向き合っている証拠です。
私たち「せとうち観光専門職短期大学」は、そんなあなたの夢を全力でサポートします。卒業生は、交通・観光業界の第一線で活躍しています。
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鉄道クラス
3年制 観光振興学科 2年生の選択