【好きを仕事に】観光の仕事20選!仕事内容や種類、これからの観光業界で求められるスキルを完全ガイド
「観光の仕事に興味があるけど、旅行カウンターやホテルスタッフくらいしか思い浮かばない…」
「旅行が好き、という気持ちをどうやって仕事に活かせるんだろう?」
そんな風に、観光業界への憧れと、将来への漠然とした不安を感じていませんか?
この記事を読めば、あなたがまだ知らない多様な観光の仕事の世界が広がり、夢を叶えるための具体的な道筋が見えてきます。
この記事では、観光教育のプロの視点から、定番から最新まで観光の仕事20職種を分かりやすく解説。それぞれの仕事内容や魅力、そしてこれからの観光業界で本当に求められるスキル、夢を実現するための進路まで、あなたの疑問にすべてお答えします。
そもそも「観光の仕事」とは?
地域の魅力を創り、伝えるクリエイティブな仕事
「観光の仕事」と聞くと、旅行の手配やホテルの接客をイメージするかもしれません。しかし、それはごく一部です。
本当の観光の仕事とは、地域の文化や歴史、自然、食といった隠れた魅力を発掘し、新しい体験価値として企画・創造し、国内外の多くの人々にその感動を届ける、いわば「地域のプロデューサー」のようなクリエイティブな仕事です。人々の心を動かし、地域そのものを元気にする、非常に大きな可能性を秘めています。
コロナ禍を経て変化する観光業界の今
観光業界は、新型コロナウイルスの影響で大きな打撃を受けました。しかし、現在はインバウンド(訪日外国人旅行)需要の急回復などを背景に、力強く復活を遂げています。
重要なのは、単に旅行者の数が戻ってきただけではない、ということです。今の観光業界では、環境や文化に配慮した「サステナブルツーリズム」や、自然の中で特別な体験をする「アドベンチャーツーリズム」など、旅の「質」がこれまで以上に重視される時代へと変化しています。この変化こそが、これから観光の仕事を志す皆さんにとって大きなチャンスとなるのです。
【分野別】観光の仕事20選
観光の仕事は、実にさまざまです。ここでは代表的な20の職種を「企画・手配」「おもてなし・案内」「移動」「発信・プロデュース」「公的」の5つの分野に分けて紹介します。
旅を企画・手配する仕事
お客様の「行きたい」を形にする、旅のプランニングを担う仕事です。
ツアープランナー
仕事内容
旅行先の選定、交通手段や宿泊施設の手配、観光プランの作成など、旅行商品全体を企画・造成する。やりがい
自分の企画したツアーで多くの人が楽しむ姿を見られること。向いている人
アイデアが豊富で、情報収集や分析が得意な人。カウンターセールス
仕事内容
旅行会社の店舗で、お客様の要望を聞きながら最適な旅行プランを提案・販売する。やりがい
お客様の夢の旅行を一緒に作り上げ、直接感謝されること。向いている人
人と話すのが好きで、聞き上手な人。ランドオペレーター
仕事内容
海外の旅行会社からの依頼を受け、日本国内でのホテル、交通、ガイドなどを手配・運営する専門家。やりがい
日本の魅力を海外に伝え、国際交流の架け橋になれること。向いている人
語学力があり、交渉や調整が得意な人。OTA職員
仕事内容
オンライン・トラベル・エージェント(楽天トラベル、じゃらんなど)で、Webサイトの運営やマーケティング、宿泊施設への営業などを行う。やりがい
ITスキルを活かし、多くの人に旅のきっかけを提供できること。向いている人
Webマーケティングやデータ分析に関心がある人。旅先でのおもてなし・案内をする仕事
旅の満足度を直接左右する、感動体験の演出家です。
ホテルスタッフ
仕事内容
フロント、ベル、レストランなどさまざまな部署でお客様をおもてなしする。やりがい
お客様の特別な一日を演出し、「また来たい」と言ってもらえること。向いている人
チームワークを大切にし、おもてなしの心がある人。コンシェルジュ
仕事内容
主にホテルで、お客様のあらゆる要望に応える「よろず相談役」。観光案内からレストラン予約、チケット手配まで行う。やりがい
豊富な知識と人脈を駆使し、お客様の期待を超える満足を提供できること。向いている人
探求心が旺盛で、高いホスピタリティを持つ人。ツアーコンダクター
仕事内容
団体旅行に同行し、スケジュール管理や案内、安全確保など旅全体をサポートする。やりがい
お客様と一緒に旅を楽しみ、安全で快適な旅を支える達成感。向いている人
責任感が強く、リーダーシップを発揮できる人。ツアーガイド
仕事内容
観光地や名所を案内し、その歴史や文化、魅力を分かりやすく解説する。やりがい
自分の言葉で地域の魅力を伝え、人々の知的好奇心を満たせること。向いている人
人前で話すのが得意で、歴史や文化が好きな人。全国通訳案内士
仕事内容
外国語を用いて日本の観光案内をする国家資格。語学力と日本の歴史・文化に関する深い知識が求められる。やりがい
日本の代表として、海外からのゲストに正しい日本の姿を伝えられること。向いている人
高い語学力を持ち、異文化交流に情熱がある人。空と陸の移動を支える仕事
旅の始まりから終わりまで、安全で快適な移動を支えるプロフェッショナルです。
キャビンアテンダント
仕事内容
航空機の客室で、乗客の安全を守り、快適な空の旅を提供するためのサービスを行う。やりがい
世界中を飛び回り、多くの人々の非日常的な体験をサポートできること。向いている人
冷静な判断力と体力、高いコミュニケーション能力を持つ人。グランドスタッフ
仕事内容
空港のカウンターでの搭乗手続きや、ゲートでの案内業務など、地上から空の旅を支える。やりがい
旅の始まりと終わりの大切な瞬間に立ち会い、お客様を笑顔で送り出せること。向いている人
てきぱきと動け、語学力や対応力に自信がある人。鉄道会社職員
仕事内容
駅員、車掌、運転士として、鉄道の安全・定時運行を支える。観光列車の企画・運営に携わることもある。やりがい
日常の足から観光まで、多くの人の移動を支える社会貢献性の高さ。向いている人
時間に正確で、責任感が強く、鉄道が好きな人。観光タクシードライバー
仕事内容
お客様を目的地に運ぶだけでなく、地域の観光スポットを案内し、旅のガイド役も務める。やりがい
お客様一人ひとりに合わせた、オーダーメイドの観光を提供できること。向いている人
運転が好きで、地域の地理や歴史に詳しい人。地域の魅力を発信・プロデュースする仕事
まだ知られていない地域の宝物を探し出し、光を当てる仕掛け人です。
DMO職員
仕事内容
地域の観光協会や自治体、民間企業と連携し、科学的データに基づいた観光戦略を立て、地域全体の魅力を高める。やりがい
地域を一つのチームにまとめ、観光で地域を元気にする司令塔になれること。向いている人
マーケティングや経営の視点を持ち、調整能力が高い人。観光協会職員
仕事内容
地域の観光案内所の運営、イベントの企画、パンフレット作成など、観光振興の最前線で活動する。やりがい
自分のアイデアでイベントを成功させ、地域がにぎわう様子を実感できること。向いている人
地域愛が強く、企画や情報発信が好きな人。地方自治体の観光課職員
仕事内容
公務員として、地域の観光政策の立案や、観光関連事業の予算管理、プロモーション活動などを行う。やりがい
公的な立場で、長期的な視点を持って地域の観光まちづくりに貢献できること。向いている人
公平性や計画性を持ち、地域社会に貢献したい人。旅行ライター
仕事内容
旅行雑誌やWebメディアで、自身の旅の体験をもとに、観光地の魅力を伝える記事を執筆する。やりがい
自分の文章や写真で、読者の「旅したい」という気持ちを喚起できること。向いている人
書くことが好きで、表現力や行動力がある人。イベントプランナー
仕事内容
地域の魅力を活かしたお祭りや食のイベント、体験プログラムなどを企画・運営する。やりがい
何もないところから人々が集まる「場」を創り出し、感動を共有できること。向いている人
創造力があり、多くの人を巻き込みながら物事を進めるのが得意な人。公的な立場で観光を支える仕事
国全体の観光戦略を考え、日本の魅力を世界に発信する仕事です。
観光庁職員
仕事内容
日本の観光政策を企画・立案する国家公務員。「観光立国」の実現に向けたさまざまな施策を推進する。やりがい
日本全体の観光の未来を描き、国の成長に貢献できるスケールの大きさ。向いている人
広い視野と強い使命感を持ち、政策立案に関心がある人。日本政府観光局(JNTO)職員
仕事内容
海外に向けて日本の魅力を発信し、外国人旅行者を日本に誘致するためのプロモーション活動を行う。やりがい
日本の顔として、世界中の人々に日本のファンになってもらう活動ができること。向いている人
国際感覚と語学力に優れ、マーケティングや広報に関心がある人。観光の仕事のやりがいと魅力は?
観光の仕事には、他の仕事では味わえない特別な魅力があります。
人々の笑顔と「ありがとう」が原動力になる
旅行という、人々にとって特別な時間を演出し、その思い出作りをお手伝いできるのが観光の仕事の最大の魅力です。お客様からの「楽しかったよ、ありがとう」という言葉や笑顔は、何よりのやりがいになります。
自分の「好き」が誰かの感動に繋がる
「この絶景を誰かに見せたい」「このおいしいものを知ってほしい」そんなあなたの「好き」という純粋な気持ちが、企画やサービスの原点になります。自分の情熱が、誰かの心を動かす感動体験につながる喜びは格別です。
地域の活性化に直接貢献できる
観光は、地域に人々を呼び込み、経済を潤し、文化を守り育てる力を持っています。自分の仕事が、大好きな地域の活性化に直接つながっているという実感は、大きな誇りとなるでしょう。
国際的な視野が広がり、多様な文化に触れられる
国内外から訪れるさまざまな人々との出会いは、あなたの価値観を豊かにし、国際的な視野を広げてくれます。多様な文化や考え方に触れる毎日が、自分自身を成長させてくれるはずです。
観光の仕事に向いている人の特徴
観光の仕事で活躍するためには、どのような素質が求められるのでしょうか。
人と接するのが好きで、おもてなしの心がある人
観光の仕事は、人と人とのつながりの上に成り立っています。相手が何を求めているかを察し、喜ばせたい、楽しませたいという「おもてなしの心」がすべての基本です。
地域の魅力に好奇心を持ち、探求できる人
「なぜこのお祭りは始まったんだろう?」「この地域の特産品をもっとおいしく食べる方法はないかな?」など、地域の歴史や文化、自然に対して尽きない好奇心を持つ人は、新しい観光の魅力を発見する才能があります。
変化を楽しみ、新しい価値を創造できる人
観光業界は常に変化しています。お客様のニーズも多様化し、新しいテクノロジーも次々と登場します。決まったことをこなすだけでなく、変化を楽しみ、新しいアイデアを形にできる人が、これからの観光業界をリードしていきます。
語学力や異文化コミュニケーションに関心がある人
インバウンド観光客が増える中、語学力はもちろん、文化や習慣の違いを理解し、尊重する異文化コミュニケーション能力はますます重要になっています。世界中の人々とつながりたいという気持ちが大切です。
これからの観光業界で求められるスキルとは?
「好き」という気持ちに加えて、専門的なスキルを身につけることで、あなたの活躍の場はさらに広がります。
語学力(英語・中国語など)
インバウンド観光客との円滑なコミュニケーションや、海外への情報発信に語学力は不可欠です。とくに英語は、あらゆる場面で役立つ基本的なスキルと言えるでしょう。
コミュニケーション能力
お客様への対応はもちろんですが、地域のホテル、交通機関、飲食店、自治体など、さまざまな立場の人々と協力して一つのことを成し遂げるためのコミュニケーション能力が極めて重要です。
企画・マーケティングの知識
地域の魅力を、どうすれば魅力的な旅行商品になるのか、誰に、どのように伝えれば心に響くのかを考える力です。SNSなどを活用したデジタルマーケティングの知識も必須スキルとなっています。
データ分析力
「どの国から来た人が、何に関心を持っているのか」「どのプランの人気が高いのか」といった顧客データや地域の観光データを分析し、勘や経験だけでなく、客観的な根拠に基づいて次の戦略を立てる力が求められています。
経営学の視点
観光を、一過性のイベントで終わらせず、地域に経済的な利益をもたらし、持続可能なビジネスとして成長させるためのマネジメント能力です。収益性や効率性を考える経営学の視点は、将来リーダーを目指す上で欠かせません。
観光の仕事に就くための進路を徹底比較
観光の仕事に就くための学びの場には、いくつかの選択肢があります。それぞれの特徴を理解し、自分に合った道を選びましょう。
4年制大学で学ぶ
観光学部や国際文化学部などで、観光に関する理論や歴史、文化などを幅広く学びます。
メリット
- 幅広い教養と専門知識を4年間かけてじっくり学べる。
- 「大卒」という学歴が得られるため、就職先の選択肢が広がる。
デメリット
- 座学が中心になりがちで、実践的なスキルを身につける機会が少ない場合がある。
- 卒業までに4年間の時間と学費がかかる。
専門学校で学ぶ
ホテル、旅行、ブライダルなど、特定の職種に特化した実践的なスキルを2年間で集中的に学びます。
メリット
- 業界で即戦力となる専門スキルや資格を効率的に習得できる。
- 業界とのつながりが強く、就職に直結しやすい。
デメリット
- 学びの範囲が特定の分野に限定されがちで、将来のキャリアチェンジがしにくい場合がある。
- 卒業時の学位は「専門士」となり、「大卒」が条件の求人には応募できない。
【新しい選択肢】専門職短期大学で学ぶ
理論と実践を高いレベルで両立させることを目的に作られた、新しいタイプの高等教育機関です。
メリット
- 大学の「理論」と専門学校の「実践スキル」の“いいとこ取り”をしたカリキュラム。
- 卒業時には公的な「短期大学士(専門職)」の学位が取得でき、大卒(短大卒以上)求人への応募や4年制大学への編入も可能。
デメリット
- まだ新しい制度のため、設置されている学校の数が限られる。
せとうち観光専門職短期大学は、まさにこの新しい学びを実践する学校です。
実践と理論の融合
大学のように経営学やマーケティング、データ分析といったビジネスの基礎となる理論を学びながら、専門学校のように即戦力となる実践スキルを、3年間で効率的に習得します。
圧倒的な実習時間
最大の特徴は、3年間で合計3ヶ月以上にも及ぶ「臨地実務実習」です。JR四国やJALグループ、大手ホテルといった観光業界の第一線で、社員と同じように働きながら課題解決に取り組むことで、本物の実践力を養います。
将来の可能性を広げる学位
卒業時には公的な「短期大学士(専門職)」を取得できます。これにより、就職活動では「短大卒以上」を条件とする企業の総合職などにも応募でき、将来のキャリアの可能性が大きく広がります。
ビジネスの基礎も学べる
将来、観光業界のリーダーやマネージャーとして活躍するために不可欠な、経営学やマーケティング、データ分析といった知識を体系的に学べるのも大きな強みです。
観光の仕事に関するQ&A
例えば、全国展開する大手旅行会社や航空会社、外資系ホテルなどは比較的高い水準にあると言われています。重要なのは、専門スキルを身につけ、経験を積むことで、企画職や管理職へとキャリアアップし、年収を上げていくことが可能な業界であるということです。
日本政府は「観光立国」を国の重要な成長戦略として掲げており、今後もインバウンド観光客の増加が見込まれます。とくに、ありきたりのツアーではなく、地域の文化や自然を活かしたユニークな体験を企画・提供できる専門知識を持った人材は、これからますます必要とされ、活躍の場が広がっていくでしょう。
代表的なものに、旅行会社で働く際に役立つ「旅行業務取扱管理者」や、外国語でガイドをするための国家資格「全国通訳案内士」などがあります。
まとめ:あなたの「好き」を、未来を創る力に変えよう
この記事では、観光の仕事の種類から、やりがい、求められるスキル、そして夢を叶えるための進路までを解説してきました。
観光の仕事は、旅行カウンターやホテルだけにとどまらない、非常に多様でクリエイティブな世界です。そして、これからの観光業界で求められるのは、単なる作業をこなす人材ではなく、経営やマーケティングの視点を持ち、地域の魅力をプロデュースできる専門家です。
あなたの「旅行が好き」「地域を元気にしたい」という情熱を、これからの観光の未来を創る専門的な力に変えてみませんか?
せとうち観光専門職短期大学では、観光の未来を創る人材を育成しています。
私たちのカリキュラムやキャンパスの雰囲気に興味を持たれた方は、ぜひ一歩踏み出してみてください。
宿泊クラス
3年制 観光振興学科 2年生の選択