【高校生向け】レストランサービス技能検定(HRS)とは?難易度・合格率から将来のキャリアまで徹底解説
ホテルやレストラン業界での活躍を目指す高校生の皆さんへ。
「レストランサービス技能検定(HRS)」という資格に興味はあるものの、その内容や難易度、将来性が気になっていませんか?
この記事では、レストランサービス技能検定の基本情報から、受検資格、合格率、試験日程、そして取得後のキャリアパスまでを徹底解説します。あなたの疑問を解消し、将来の進路選択の一助となることを目指します。
レストランサービス技能検定(HRS)とは?接客のプロを目指す国家資格
レストランサービス技能検定(HRS)とは、一言でいえば「おもてなしのプロフェッショナル」であることを国が証明してくれる国家資格です。ホテルやレストランなど、飲食サービスに関する知識と技術が一定のレベルにあることを証明します。この資格を持っていることは、お客様に最高のサービスを提供できる能力の証となります。
レストランサービス技能士の仕事内容と活躍の場
この資格を持つ人は「レストランサービス技能士」と呼ばれ、様々な場所でその専門性を発揮しています。
- 高級ホテルやシティホテル
- 格式の高いレストラン
- 結婚式場などのブライダル施設
- クルーズ船のダイニング
- 企業の迎賓施設
お客様をお迎えし、料理や飲み物を提供することはもちろん、テーブルマナーの知識を活かした接客や、お客様が快適に過ごせる空間づくりまで、仕事内容は多岐にわたります。
なぜ国家資格が重要?取得する3つの大きなメリット
数ある資格の中で、なぜ国家資格であるレストランサービス技能検定が重要なのでしょうか。それには、大きく3つのメリットがあります。
1.
信頼性の証明
国が認めた資格であるため、あなたの持つ知識や技術が本物であることの公的な証明になります。お客様からの信頼はもちろん、職場での評価にも繋がります。
2.
就職・転職での優位性
履歴書に書ける強力なアピールポイントになります。特にサービス業界への就職を目指す場合、「この仕事に本気で取り組みたい」という熱意と、即戦力となりうる能力を具体的に示すことができます。
3.
キャリアアップの土台
資格を持っていることで、昇進やより良い待遇を得られる可能性が高まります。将来、現場のリーダーやお店の責任者を目指す上で、強固な土台となるでしょう。
【レベル別】レストランサービス技能検定の受検資格を徹底解説
※本記事の受検資格に関する情報は、2026年1月時点のものです。
レストランサービス技能検定には、3級・2級・1級の3つのレベルがあり、それぞれ受検資格が異なります。ここでは、レベル別に分かりやすく解説します。
3級:実務経験なしでも挑戦可能!高校生・専門学生の第一歩
3級は、これからサービス業界を目指す人のための入門資格です。実は、レストランでのアルバイト経験がなくても受検できる方法があります。
受検資格のパターン
実務経験ルート
レストランなどでの実務経験が1年以上ある方
【高校生・専門学生に最適】学歴ルート
HRS(日本ホテル・レストランサービス技能協会)が承認した大学、短大、専門学校、高校などで、指定の課程を修了した方(または卒業見込みの方)
職業訓練ルート
指定の職業訓練を修了した方
ポイントは「卒業見込み」で受検できる点です。
つまり、HRSが認めた学校に通っていれば、在学中に3級の資格取得を目指すことができます。
2級:現場のリーダーを目指す中級レベル
2級は、より実践的な技術が求められる中級資格です。3級合格や一定の実務経験がカギになります。
主な受検資格のパターン
実務経験ルート
レストランなどでの実務経験が2年以上ある方
ステップアップルート
3級に合格した方
学歴+実務経験ルート
HRS承認校を卒業後、1年以上の実務経験がある方
学歴ルート
HRSが承認した、学校教育法による大学校において、レストラン等における規定の料飲サービスに関する課程を修めて卒業した者。
1級:サービスのプロを目指す最上級レベル
1級は、高度な知識と管理能力が問われる最難関資格です。サービスのプロとして現場をまとめるために、豊富な実務経験が必要とされます。
主な受検資格のパターン
実務経験ルート
レストランなどでの実務経験が7年以上ある方
ステップアップルート(2級から)
2級合格後、2年以上の実務経験がある方
ステップアップルート(3級から)
3級合格後、4年以上の実務経験がある方
学歴+実務経験ルート
HRS承認校を卒業後、5年以上の実務経験がある方
【ひと目でわかる】学歴別・必要な実務経験年数まとめ
どのルートで上の級を目指せるのか、表で確認してみましょう。
注意点
アルバイト経験と試験の有効期限
- アルバイトやパートとして働いている場合、勤務時間1,700時間を1年分の実務経験として計算できます。
- 試験は「学科試験」と「実技試験」に分かれています。学科試験に合格した後、2年以内に実技試験に合格する必要があります。
レストランサービス技能検定の合格率と難易度は?
国家資格と聞くと「すごく難しいのでは?」と心配になるかもしれません。実際のところはどうなのでしょうか。
2025年度 レストランサービス技能検定 合格率
※本記事の合格率に関する情報は、2026年1月時点の最新データ(2025年度試験結果)に基づいています。
2025年度の合格率を見てみましょう。
学科試験
実技試験
※実技の受検者数には学科免除受検者を含む
※出典:日本ホテル・レストランサービス技能協会難易度はどれくらい?
合格率を見ると、3級(特に学生)は学科・実技ともに80%台と高く、基本的な知識をしっかり勉強すれば、学生でも十分に合格が狙えるレベルと言えます。学校の授業で対策をしたり、教科書や過去問題集で準備をしたりすることで、合格の可能性はさらに高まります。
一方で、2級、1級と級が上がるにつれて、より専門的な知識や長年の経験に基づいた判断力が求められるため、合格率は下がり、難易度は上がっていきます。特に1級は学科・実技ともに50%を下回っており、より高度な準備が必要となるでしょう。
試験日程と申し込み方法の全体像
※本記事の試験日程に関する情報は、2026年1月時点のものです。最新の情報は必ず公式サイトでご確認ください。
試験は年に1回実施されます。全体の流れを把握しておきましょう。
年間の試験スケジュール
おおよそのスケジュールは以下の通りです。
申し込みから受検までの流れ
公式サイトで最新情報を確認
日本ホテル・レストランサービス技能協会(HRS)の公式サイトで、その年の試験日程や受検案内を確認します。
学科試験の受検申請
受検申請は、スマートフォンやパソコンから申請する「Web申請」または、郵送で申請する「文書申請」で可能です。学校や企業によっては団体で申請する場合もあります。まずは学科試験の必要な書類を準備し、期間内に申し込みを行います。
受検資格の審査
提出された申請書類に基づき、受検資格の審査が行われます。
学科試験の受検票受け取り
審査が通り、学科試験日が近づくと受検票が届きます。文書申請の場合は郵送で、Web申請の場合はメールで受検票が送られてきますので、Web申請の場合は自分でメールをカラーコピーして受検票として持参します。
学科試験の受検
指定された会場で、学科試験を受検します。
実技試験の受検申請と受検
学科試験に合格した場合、改めて実技試験の申請期間内に申し込みを行います。その後、指定された会場で実技試験を受検します。
※年度によって日程が変更になる可能性があるため、最新の情報は必ず公式サイトで確認してください。
取得で拓ける!未来のキャリアパス
レストランサービス技能検定の資格は、あなたの未来の可能性を大きく広げてくれます。
就職活動で「選ばれる人材」になる理由
この資格を持っていることで、「サービス業界で活躍したい」という高い目標意識と、そのための専門的な技術を具体的にアピールできます。多くの応募者の中から、採用担当者の目に留まりやすくなり、就職活動を有利に進めることができるでしょう。
ホテル・レストラン業界でのキャリアアップ事例
資格は、就職後のキャリアを築く上でも大きな力になります。
このように、現場のスペシャリストとして経験を積み、将来的には組織全体をまとめる立場へとステップアップしていく道筋が見えてきます。
将来マネジメントを目指すための強固な土台に
この資格の学習範囲には、サービスの技術だけでなく、食品衛生や安全管理、さらには経営に関する知識も含まれています。
そのため、単なる接客のプロにとどまらず、将来お店やホテルの経営を担う幹部候補として期待されるための、強固な土台を築くことができます。
【高校生必見】資格取得を有利に進める進路選択のポイント
「資格を取りたいけど、どんな学校に進学すればいいんだろう?」そんな悩みを持つ高校生のために、進路選択のポイントを解説します。
専門学校で学ぶメリット・デメリット
メリット
特定の分野に特化しているため、実践的な技術を短期間で集中的に学べます。
デメリット
学びの範囲が限定的になりがちで、将来他の分野に興味が出たときの選択肢が狭まる可能性があります。卒業時に得られる称号は「専門士」となります。
4年制大学で学ぶメリット・デメリット
メリット
幅広い教養を身につけることができ、卒業時には「学士」という学位が得られます。将来のキャリアの選択肢が広いのが特徴です。
デメリット
専門学校に比べて、実践的な技術を学ぶ機会は少ない傾向にあります。また、卒業までに4年間という時間と学費がかかります。
新しい選択肢「専門職短期大学」とは?
専門学校の実践力と、大学の理論や学位。この「良いとこ取り」をした新しい学びの場が「専門職短期大学」です。サービスの実践的な技術はもちろん、その背景にある理論もしっかり学び、公的な学位も取得できる、注目の選択肢です。
せとうち観光専門職短期大学が資格取得とキャリア形成に強い理由
レストランサービス技能検定の取得と、その先のホテル・レストラン業界でのキャリアを見据えるなら、「せとうち観光専門職短期大学」が最適な環境です。その理由を3つご紹介します。
圧倒的な実習時間で実技試験対策も万全
本学では、3年間で合計3ヶ月以上にも及ぶ「臨地実務実習」が必修です。一流のホテルやレストランなど、実際の現場でプロから直接指導を受けることができます。この豊富な実践経験が、レストランサービス技能検定の実技試験における大きな強みとなります。
理論と実践の融合で、将来のマネジメント層を目指せる
サービスの技術を磨くだけでなく、経営学やマーケティング論といったビジネスの基礎もしっかり学びます。なぜこのサービスが必要なのか、どうすればお客様にもっと喜んでもらえるのかを理論的に考え、実践する力を養います。これにより、資格取得後のキャリアアップを有利に進めることができます。
「短期大学士(専門職)」の学位でキャリアの選択肢が広がる
卒業すると、専門学校の「専門士」とは異なる、公的な「短大卒」の学歴として扱われる「短期大学士(専門職)」の学位が授与されます。これにより、就職先の選択肢が広がるだけでなく、将来4年制大学への編入など、キャリアパスの可能性も大きく広がります。
レストランサービス技能検定に関するQ&A
最後に、よくある質問にお答えします。
しかし、実技試験はテーブルセッティングや接客の一連の流れなど、専門的な指導がなければ難しい部分が多くあります。学校などでプロの指導を受ける方が、合格への近道と言えるでしょう。
また、常により良いサービスを追求する探求心のある人、将来ホテルやレストラン業界で長く活躍したいという目標を持っている人に向いています。
学科試験受検手数料
- ¥6,500(1級・2級・3級とも)
実技試験受検手数料
- 1級:¥23,500
- 2級:¥16,000
- 3級:¥13,000
学科試験と実技試験を合わせると、19,500円(3級)〜30,000円(1級)程度となります。その他に、テキスト代や交通費などが必要になります。
まとめ
この記事のポイントを振り返ってみましょう。
- レストランサービス技能検定(HRS)は、おもてなしのプロであることを国が証明する、価値ある国家資格です。
- 特に3級は、HRSが承認した学校で学べば、実務経験がなくても在学中に受検が可能で、高校生にとって最初の目標に最適です。
- 資格取得をゴールにするのではなく、その先のキャリアを見据えて、実践と理論の両方を学べる進路を選ぶことが、あなたの夢を叶える鍵になります。
あなたの未来の可能性は、無限に広がっています。その可能性を形にするために、まずは一歩、踏み出してみませんか?
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