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【1年生】琴平の観光現場から学ぶ、これからの観光ビジネス
せとうち観光専門職短期大学の1年生が、「観光支援ビジネス実務基礎論」の授業で香川県琴平町を訪れました。
今回の授業では、10月中旬から始まる「臨地実務実習Ⅰ」を前に、島田先生とともにこんぴら表参道周辺の観光施設を見学。実際の観光現場を訪れ、施設の役割やサービス、観光客の変化に合わせた取り組みについて学びました。
「観光支援ビジネス実務基礎論」は、「臨地実務実習Ⅰ」をより充実した学びにするための事前学修科目です。
香川県内の「高松・東讃」「中讃」「西讃」「小豆島」「直島」の5つのエリアを舞台に、それぞれの地域の観光や観光振興について、講義やグループワーク、プレゼンテーションなどを通して学びます。
今回の舞台は、香川県を代表する観光地の一つ、琴平町です。
琴平町へ向かうバスの中では、島田先生から香川県内のホテルについて、さまざまな特徴を教えていただき、琴平観光の歴史や、観光スタイルの変化についても学びました。
かつては、大型バスで多くの観光客が訪れ、決められたコースを巡る「団体旅行(マスツーリズム)」が中心だった琴平観光。
現在では、個人や少人数で、自分の興味や目的に合わせて旅を楽しむ「個人観光(FIT:Free Independent Traveler)」へと変化しています。
到着前に全国的な讃岐うどんブームの火付け役となった「かまたまうどん」発祥の超有名行列店山越うどんでお昼ご飯。
「有名な観光地を巡る」だけではなく、地域ならではの食や文化、体験など、その土地でしかできないことを楽しむ旅行への関心も高まっている現代。
こうした観光の変化を知ったうえで、いよいよ現場へ向かいます。
最初に訪れたのは、こんぴら表参道にある「敷島館」です。
館内では、清掃中の客室や館内設備などを見学させていただきました。
「どのような設備があるのか」「どんなお客様が訪れるのか」「お客様にどのような対応をしているのか」など、実際の現場で働く方からリアルなお話を聞くことができました。
玄関で靴を脱いでからは、エレベーターや廊下まで館内のほとんどが畳敷き。天然温泉の大浴場や貸切露天風呂など、旅の疲れを癒やし、ゆっくり過ごしてもらうための工夫が随所にあります。
普段は見ることのできない清掃中の客室なども見学し、宿泊施設がどのような仕事によって支えられているのかを知る貴重な機会となりました。
続いて訪れたのは、「中野うどん学校」です。
ここでは、創業当初の苦労や、現在の観光客を呼び込むためのさまざまな工夫についてお話を伺いました。
その中でも学生たちが注目したのが、香川県の伝統菓子「おいり」を使った「おいりソフト」です。
香川県では、結婚式の引き出物としても親しまれてきた「おいり」。婚姻件数の減少やコロナ禍などによって、おいり業界も大きな影響を受けていました。
そこで、おいりをソフトクリームにトッピングし、見た目にも楽しめる商品として展開。
SNSで広がったことをきっかけに人気が高まり、現在では、こんぴらで食べ歩きを楽しむ観光客から多く注文される商品になったそうです。
地域の文化や特産品を、時代に合わせて新しい形にする。
そんな「観光×地域資源」の可能性を、実際の事例から学ぶことができました。
中野うどん学校では、もう一つ大切な観光の変化についても学びました。
現在の観光では、観光地を「見る」だけでなく、地域ならではの文化や食に触れたり、自分自身で体験したりすることが重視されています。
その代表的なものが、うどん作り体験です。
「香川に来たから、うどんを食べる」だけではなく、「香川に来て、うどんを自分で作る」。
そんな体験そのものが旅の思い出となり、地域との接点にもなります。
観光客のニーズが変化する中で、地域の魅力をどのように商品や体験として届けていくのか。
中野うどん学校の取り組みから、観光ビジネスにおける「変化に合わせて工夫すること」の大切さを学びました。
最後には、おいりソフトもいただき、琴平ならではの観光を五感で楽しみました!
今回の琴平町での学びは、10月中旬から始まる「臨地実務実習Ⅰ」につながっています。
教室で観光について学ぶだけではなく、実際に観光施設を訪れ、そこで働く方の話を聞き、施設の工夫や地域との関わりを自分の目で確かめる。
初めての臨地実務実習を前に、1年生にとって期待がさらに高まる一日となりました。
せとうち観光専門職短期大学では、「キャンパスは瀬戸内海」を合言葉に、教室の中だけで観光を学ぶのではありません。
商店街や観光施設、地域のまちへ実際に足を運び、そこで暮らす人や働く人の声を聞きながら、地域の魅力や課題を発見します。
そんな実践的な学びに興味がある方は、ぜひオープンキャンパスに参加して、せと短の学びを体験してみてください!