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【産学官連携】東かがわ市における観光まちづくりとは~「せと短×東かがわ市」による観光施策の提言~

2026年2月26日、香川県東かがわ市の歴史ある建物「笠屋邸」にて、せとうち観光専門職短期大学と東かがわ市による、引田エリアを中心とした「観光まちづくりエリアビジョン」策定に関する報告会が開催されました。
「観光を学ぶ」とは、単に旅行会社やホテルの仕事を学ぶだけではありません。データで街の未来を描き、社会課題を解決することも観光を学ぶことで可能になります。今回はその最前線をレポートします!

舞台は瀬戸芸の拠点!歴史ある「笠屋邸」での提言
舞台は瀬戸芸の拠点!歴史ある「笠屋邸」での提言

今回の報告会が行われたのは、瀬戸内国際芸術祭2025でも注目を集めた「笠屋邸」。市長や学長が見守る中、本学の教員チームが、調査結果と提言を示しました。

データでわかった「観光のヒント」
データでわかった「観光のヒント」

田保先生の「多重対応分析」というデータ分析からわかったのは、人によって求めている体験がハッキリ分かれていることです。例えば、豊かな自然を楽しみたい人は「美味しいグルメ」をセットで探し、古い街並みを楽しみたい人は「その土地の歴史」に惹かれる傾向があります。
また、「どうやって市に来たか」によっても行動が変わります。テレビを見て車でパッと来る日帰りのお客さんと、ガイドブックを読み込んで電車でじっくり来る遠方のお客さんでは、見ているポイントが全然違います。この違いを理解して、それぞれに合った情報を届けることがPRの第一歩です。
さらに、吉田先生の「誰から見た魅力か」という視点も欠かせません。結婚などを機に移住してきた人は、観光客に近い感覚で「新しい魅力」を見つけてくれますが、ずっと地元に住んでいる人にとっては、子供の頃の思い出が詰まった場所こそが「大切な場所」です。
このように、ターゲットごとの好みや交通手段、そして新旧住民それぞれの視点をかけ合わせることで、東かがわ市の本当の魅力がもっと外へと伝わっていくはずです。

課題は「資源不足」ではなく「つながり不足」
課題は「資源不足」ではなく「つながり不足」

有國先生の分析から今の東かがわ市は、一部の人に負担が集中し「やりたいことがあっても、うまく動けない」というもどかしい状況が見えてきました。
これを解決するために必要なのは、新しい観光地を無理に作ることではなく、今ある情報・交通・仕事をスムーズに「つなぐ仕組み」を整えることです。中学生への調査でも、将来の仕事や日々の暮らしが地域としっかりつながることを望んでいるという結果が出ています。
観光とは外から人を呼ぶだけでなく、地域をどうつなぐかという「地域の構造」そのものに関わる営みが必要だと提言しました。

2つの観光コースの提案
2つの観光コースの提案

松尾先生は東かがわ市の魅力を最大限に伝えるため、ターゲットの好みに合わせた具体的なコースを提案しました。
1つ目は、「東かがわのアートを巡るコース」です。引田エリアの「瀬戸内国際芸術祭(瀬戸芸)」で1番多かった40代から60代の方々に向けて、東かがわ市の美しい景色や洗練されたスポットを巡り、感性を刺激する特別な体験を提案します。
2つ目は、「大阪と東かがわの歴史・自然を巡るコース」です。歴史好きな関西の方々をターゲットにした、1泊2日のゆったりした旅です。大阪からのアクセスを活かし、地域の歴史や古い街並みをじっくり味わってもらうことで、日帰りでは気づけない街の深みを知ってもらいます。
このように、「誰に、どんな体験をしてほしいか」を明確にすることで、東かがわ市のファンをもっと増やしていけるはずです。

この記事を読んでせとうち観光専門職短期大学での学びを知りたいと思った方は、是非一度本学のオープンキャンパスや個別相談にご参加ください。お待ちしております。

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