人の役に立つ仕事35選|「どう役に立ちたい?」から見つける適職診断&選び方ガイド
「誰かの役に立ちたい」
「社会に貢献できる仕事がしたい」
そんな素敵な想いを胸に、将来の進路について考えているあなたへ。
その気持ちはとても尊いものですが、いざ「どんな仕事があるんだろう?」「自分には何が向いているんだろう?」と考え始めると、選択肢が多すぎて分からなくなってしまいますよね。
この記事は、単に「人の役に立つ仕事」を一覧で紹介するだけではありません。
あなたの「役に立ちたい」という漠然とした想いを、具体的な「仕事選びの軸」に変え、心から「これだ!」と思える仕事を見つけるためのガイドブックです。
読み終える頃には、たくさんの選択肢の中から自分に合った道筋が見え、未来への一歩を踏み出す自信が湧いてくるはずです。
まず知っておきたい大前提:すべての仕事は、誰かの役に立っている
「人の役に立つ仕事」と聞くと、お医者さんや消防士さんのように、直接「ありがとう」と言われる仕事を思い浮かべるかもしれません。もちろん、それらは非常に尊い仕事です。
しかし、実は、世の中にあるすべての仕事は、誰かの役に立つことで成り立っています。
例えば、あなたが毎日使っているスマートフォン。これ一つをとっても、
- 新しい機能を考える人
- 部品を作る人
- 組み立てる人
- お店まで運ぶ人
- 販売する人
- 充電する電気を供給する人
など、数えきれないほどの仕事が関わり合って、あなたの生活を便利にしています。
直接感謝される機会は少なくても、社会の基盤を支える仕事、人々の心を豊かにする仕事、未来の当たり前を作る仕事など、「役立ち方」は本当に様々です。まずはこの大前提を知って、広い視野で仕事を探してみましょう。
あなたは「どう」人の役に立ちたい?後悔しない仕事選びの軸を見つける3ステップ
「人の役に立ちたい」という気持ちは、仕事を選ぶ上でとても大切な原動力になります。でも、その気持ちをもう少しだけ深掘りしてみませんか?自分だけの「仕事選びの軸」が見つかれば、たくさんの選択肢の中から、本当に自分に合った仕事を見つけやすくなります。
STEP1
「好き」や「楽しい」と感じることは何?興味・関心を書き出そう
まずは難しく考えず、あなたが「これをしている時が楽しい!」「ついつい夢中になってしまう」と感じることを、ノートやスマホのメモに書き出してみましょう。
- 歴史や地理の授業が好き
- 旅行の計画を立てるのが楽しい
- 友達と話している時が一番落ち着く
- きれいな景色や建物の写真を撮るのが好き
- イベントを企画して、みんなが喜んでくれると嬉しい
どんな些細なことでも構いません。あなたの「好き」の中に、未来の仕事につながるヒントが隠されています。
STEP2
「得意」なことは何?自分の強みを知ろう
次に、「これは他の人よりもうまくできるかも」と感じる、あなたの「得意なこと」を考えてみましょう。これも「強み」という立派な才能です。
- 初めて会う人ともすぐに打ち解けられる
- コツコツと何かを調べたり、まとめたりするのが得意
- みんなの意見をまとめるのがうまい
- サプライズを企画してみんなを笑顔にすることが多い
- 地図を読むのが得意で、道に迷わない
自分の強みを活かせる仕事は、きっと楽しく続けられるはずです。
STEP3
どんな時に「やりがい」を感じる?価値観を明確にしよう
最後に、あなたがどんな瞬間に「やってよかった!」と心から思えるのか、つまり「やりがい」を感じるのかを振り返ってみましょう。これは、あなたの価値観を知るための大切なステップです。
- 誰かに「ありがとう」と直接言われた時
- チームで一つの目標を達成した時
- 自分のアイデアが形になった時
- 誰かの成長をサポートできた時
- 自分の知らない新しい世界を知ることができた時
この3つのステップで見えてきた「好き・得意・やりがい」の重なる部分に、あなたにぴったりの「人の役に立つ仕事」があるはずです。
【タイプ別】「ありがとう」がやりがいに!人の役に立つ仕事一覧35選
自己分析で見えてきた「仕事選びの軸」と照らし合わせながら、具体的な仕事の選択肢を見ていきましょう。ここでは、貢献の仕方によって5つのタイプに分けて35の仕事を紹介します。
タイプ①:困っている人や弱い立場の人を「直接」助けたい
目の前の人の痛みや不安に寄り添い、専門的な知識や技術で直接サポートしたいあなたに。
医療系
医師
病気や怪我で苦しむ人々を診断・治療し、健康を取り戻す手助けをします。人々の命と健康を守る、責任とやりがいのある仕事です。
看護師
医師の診療をサポートし、患者さんの身の回りのお世話や心のケアを行います。患者さんと最も近い距離で接し、回復を支える大切な存在です。
薬剤師
薬の専門家として、患者さんに適切な薬を提供し、安全な服用方法を指導します。薬を通して人々の健康を支え、病気の治療に貢献します。
救急救命士
事故や災害現場で、傷病者の応急処置を行い、医療機関へ搬送する専門職です。一刻を争う状況で人命を救う、非常に重要な役割を担います。
福祉・介護系
介護福祉士
高齢者や障がいを持つ方の日常生活をサポートし、自立した生活を送れるよう支援します。利用者の方々の尊厳を守り、豊かな生活を支える仕事です。
ホームヘルパー
自宅で生活する高齢者や障がいを持つ方のもとを訪問し、身体介護や生活援助を行います。利用者の方が住み慣れた場所で安心して暮らせるよう手助けします。
生活相談員
高齢者施設などで、利用者やその家族からの相談に応じ、生活全般のサポート計画を立てます。利用者の個々の状況に合わせた支援を行い、安心を提供します。
法律・相談系
弁護士
法律の専門家として、紛争解決や権利擁護を通じて人々の困り事を解決します。弱者の味方となり、公正な社会の実現に貢献します。
心理カウンセラー
心の悩みを抱える人々の話を聞き、専門的な知識で心の健康をサポートします。相談者が前向きに生活できるよう、寄り添いながら支援します。
タイプ②:人々の安全や生活の「基盤」を支えたい
社会のインフラや仕組みを整え、多くの人が安心して暮らせる毎日を守りたいあなたに。
公務員・インフラ系
警察官
地域の安全を守り、犯罪の予防や捜査、交通の取り締まりを行います。市民の生活を守り、安心な社会を築くために尽力します。
消防士
火災の消火活動や救助活動、救急搬送などを行い、人々の命と財産を守ります。災害の最前線で活躍し、地域社会に貢献する仕事です。
自衛官
国の平和と独立を守るため、防衛活動や災害派遣、国際貢献活動を行います。国民の安全を守る、崇高な使命感を持つ仕事です。
市役所職員
住民票の発行や税金の手続き、災害時の住民対応など、市民生活全般をサポートします。地域に密着し、住民の暮らしを豊かにする役割を担います。
インフラ技術者
道路、橋、電気、ガス、水道などの社会基盤(インフラ)の建設や維持管理を行います。人々の生活に不可欠な環境を整え、社会を支える重要な仕事です。
物流・交通系
配送ドライバー
荷物を安全かつ迅速に届け、人々の生活や経済活動を支えます。物流の要として、社会の円滑な機能維持に貢献します。
鉄道運転士
電車を安全に運行し、多くの人々を目的地まで運びます。正確な運行と安全管理を通じて、公共交通機関の信頼を支える仕事です。
航空機パイロット
航空機を操縦し、乗客や貨物を世界各地へ安全に運びます。空の旅を支え、人々の移動や物流に貢献する、高度な技術と責任が求められる仕事です。
タイプ③:人の成長や学びを「サポート」したい
自分の知識や経験を伝え、誰かの「できた!」という喜びや夢の実現を応援したいあなたに。
教育系
教師
子どもたちの学力向上だけでなく、人間的な成長をサポートし、社会で活躍できる人材を育成します。未来を担う子どもたちの可能性を広げる、やりがいのある仕事です。
保育士
乳幼児の心身の発達を促し、基本的な生活習慣や社会性を身につけさせます。子どもたちの健やかな成長を間近で見守り、保護者をサポートする大切な役割です。
塾講師
学校の授業の補習や受験対策を通じて、生徒の学力向上をサポートします。生徒の「わかった!」という喜びや目標達成を共に分かち合える仕事です。
インストラクター
スポーツや語学、ITスキルなど、特定の分野の技術や知識を指導します。受講生が新しいスキルを習得し、自信を持って成長する手助けをします。
キャリア支援系
キャリアアドバイザー
個人の適性や希望に合わせ、就職や転職、キャリア形成に関する相談に乗ります。一人ひとりが自分らしく輝ける仕事を見つけるサポートをします。
タイプ④:人の楽しみや感動を「創り出し」たい
エンターテインメントやサービスを通じて、人々の日常に彩りや忘れられない思い出を届けたいあなたに。
エンタメ・クリエイティブ系
ゲームクリエイター
企画、プログラミング、デザインなど、様々な役割でゲームを制作します。多くの人に喜びや感動、興奮を提供し、豊かな時間を作り出す仕事です。
動画編集者
撮影された映像素材を編集し、魅力的な動画コンテンツを作り上げます。情報伝達やエンターテインメントを通じて、人々の心を動かす役割を担います。
ウエディングプランナー
新郎新婦の理想の結婚式をゼロから企画し、実現に向けてサポートします。人生の節目となる大切な一日を、最高の思い出にするお手伝いをします。
サービス・観光系
ホテルスタッフ
宿泊客が快適に過ごせるよう、フロント業務から客室サービスまで幅広く対応します。お客様に心温まるおもてなしを提供し、特別な滞在を演出します。
飲食店スタッフ
美味しい料理や飲み物を提供し、お客様に楽しい食事の時間を提供します。お客様の「美味しい」「また来たい」という笑顔に直接触れられる仕事です。
テーマパークスタッフ
来場者が夢のような時間を過ごせるよう、アトラクション運営や接客、イベントの演出を行います。非日常の体験を提供し、忘れられない思い出を創り出します。
ツアーコンダクター(添乗員)
旅行に同行し、旅程管理、お客様のサポート、トラブル対応などを行います。お客様が安全で快適な旅行を楽しめるよう、旅のプロとして全体をコーディネートします。
タイプ⑤:社会や地域の「未来」を創りたい
まだ知られていない魅力を見つけ出したり、社会が抱える課題を解決したりすることで、より良い未来を創りたいあなたに。
国際協力系
国連スタッフ
国際連合の機関で働き、世界の平和や開発、人道支援などに取り組む仕事です。地球規模の課題解決に貢献し、より良い国際社会の実現を目指します。
NPO/NGO職員
非営利団体で、環境保護、貧困問題、人権問題など特定の社会課題解決に取り組みます。社会貢献への強い意欲を持ち、具体的な行動で変化を生み出す仕事です。
地域創生系
観光施設運営者
地域の観光施設(道の駅、博物館、体験施設など)の企画・運営・管理を行い、集客やサービス向上を目指します。訪れる人々に魅力的な体験を提供し、地域の魅力を発信する役割を担います。
地域おこし協力隊
地方自治体に移住し、地域の活性化や課題解決のために活動します。自分のアイデアや行動力で、地域の新しい価値を創造し、未来を築く仕事です。
環境系
環境コンサルタント
企業や自治体に対し、環境問題に関する専門的なアドバイスや解決策を提供します。地球環境の保全に貢献し、持続可能な社会の実現を目指します。
「地域貢献」を仕事に!観光業という選択肢
もしあなたが「地域を元気にしたい」「自分の好きなことで人を笑顔にしたい」と考えているなら、「観光」の仕事はとても魅力的な選択肢です。観光は、多くの人々の役に立てる可能性に満ちあふれています。
旅行系だけじゃない!観光業の多様なキャリアパスを紹介
「観光の仕事」と聞くと、旅行会社のカウンターやホテルのフロントをイメージするかもしれません。しかし、それは観光業のほんの一部。裏側には、もっとワクワクするような仕事がたくさんあります。
地域の魅力を企画する「観光プランナー」
まだ知られていない地域の歴史や文化、グルメなどを掘り起こし、人々が「行ってみたい!」と思うような旅行プランや体験イベントを企画する仕事です。あなたの「好き」が、地域を元気にする力になります。
地域全体の観光をマネジメントする「DMO職員」
DMOとは、地域全体を一つの大きな観光地として捉え、その魅力を高めていく専門組織のこと。地域のホテルや交通機関、お店などと協力しながら、イベントを企画したり、海外に情報を発信したりと、地域づくりの司令塔のような役割を担います。
感動的な体験を演出する「イベントプロデューサー」
地域の伝統的なお祭りから、音楽フェス、食のイベントまで、人々が集い、笑顔になる「場」を創り出す仕事です。企画から運営まで、多くの人を巻き込みながら一つのものを創り上げる達成感は格別です。
なぜ観光業が「人の役に立つ仕事」として魅力的なのか?
観光業は、ただ人々を楽しませるだけではありません。社会に対して大きな価値を生み出す、とてもやりがいのある仕事です。
地域の経済を活性化させ、雇用を生み出す
観光客が訪れることで、地域のお店や宿泊施設が潤い、そこで働く人々が元気になります。観光は、地域経済を支える大切なエンジンです。
地域の文化や伝統を守り、未来へつなぐ
観光を通じて地域の文化に光が当たることで、その価値が再認識され、次の世代へと受け継がれていきます。
世界中の人々に日本の魅力を伝え、笑顔にする
あなたが発信した地域の魅力が、国境を越えて誰かの心を動かし、忘れられない思い出を作るきっかけになります。「ありがとう」の輪が世界中に広がっていく仕事です。
「人の役に立つ仕事」に就くために高校生の今からできること
「やってみたい仕事のイメージが湧いてきた!」そんなあなたへ。ここからは、夢を実現するための具体的な進路選びについて考えていきましょう。
資格は必要?文系でも理系でも目指せる?
結論から言うと、「人の役に立つ仕事」は文系・理系を問わず目指せるものも多く、高校生の時点で特別な資格は必要ありません。
もちろん、医師や弁護士のように特定の学部や資格が必須の仕事もあります。しかし、例えばこの記事で紹介した観光業や地域創生の仕事は、歴史や地理の知識、コミュニケーション能力を大いに活かせる分野です。大切なのは「やってみたい」という気持ちと、そのために必要な学びをこれから深めていくことです。
進路選びの3つの選択肢:大学・短期大学・専門学校の違いとは?
高校卒業後の進路には、大きく分けて3つの選択肢があります。それぞれの特徴を理解して、自分に合った場所を選びましょう。
「大学で学ぶことは、将来の仕事にどう繋がるんだろう…」と不安に感じているあなたには、もう一つの選択肢があります。
実践を通じて学ぶ!「専門職短期大学」という新しい選択肢
「専門職短期大学」は、ここ数年で新しくできた学校の種類で、大学の「理論」と専門学校の「実践」の、まさに“いいとこ取り”をした学びの場です。
特に大きな特徴が、長期間の企業実習(臨地実務実習)です。
例えば、せとうち観光専門職短期大学なら、3年間で合計3ヶ月以上も、本物のホテルや旅行会社、DMOなどで働く経験を積むことができます。
- 机の上で学ぶだけでなく、現場で試せる
- プロの仕事を間近で見て、直接指導してもらえる
- 本当にこの仕事が自分に向いているか、じっくり確かめられる
「好き」を仕事にしたいけれど、本当に自分にできるか不安…。そんなあなたにとって、実践を通じて学び、自信をつけられる「専門職短期大学」は、夢への確かな一歩になるかもしれません。
人の役に立つ仕事に関するQ&A
最後に、多くの高校生が抱える疑問や不安に、キャリアの専門家としてお答えします。
例えば、医療系の専門職やインフラを支える技術者、特定の資格が必要な職種などは、高い専門性が評価され、比較的高い給与を得られる傾向にあります。一方で、福祉やNPO活動など、社会貢献性が高い一方で給与水準が平均より低い場合もあります。具体的な金額を一概に示すことはできませんが、就きたい仕事の平均年収などを調べることで、ある程度の目安を知ることができます。大切なのは、やりがいと待遇のバランスを考え、あなたが納得できる仕事を選ぶことです。
もちろん資格が必要な仕事もありますが、多くの仕事は、高校生の時点でのスキルや資格よりも、「人の役に立ちたい」という想いや、コミュニケーション能力、学ぶ意欲といったポテンシャルを重視します。必要な専門知識や技術は、大学や専門学校、そして就職してからでも十分に身につけることができます。まずは「やってみたい」という気持ちを大切にしてください。
「やりがい」は素晴らしいものですが、それだけを理由に過度な負担を強いられるのは健全ではありません。そうならないためには、企業の労働環境や福利厚生などを事前にしっかり調べることが重要です。また、大学や専門学校在学中に、社会のルールや働き方について学んでおくことも、将来の自分を守る力になります。
まとめ:あなただけの「人の役に立ち方」を見つけて、未来へ踏み出そう
ここまで、人の役に立つ仕事について、様々な角度から見てきました。
大切なのは、あなただけの「好き」や「得意」を活かして、「どう人の役に立ちたいか」を見つけることです。
「人の役に立ちたい」というあなたのその尊い想いは、必ず社会をより良くする力になります。焦らず、自分自身の心と向き合いながら、あなただけの「人の役に立ち方」を見つけてください。
もしあなたが「観光」や「地域を元気にすること」で誰かの役に立ちたい、人々を笑顔にしたいと考えているなら、その夢を叶えるための場所があります。
せとうち観光専門職短期大学では、あなたの「好き」と「やりたい」を、社会で活躍できる本物の力に変えるプログラムを用意しています。
まずはオープンキャンパスに参加して、同じ夢を持つ先輩や、業界のプロである先生たちの話を直接聞いてみませんか?きっと、あなたの未来がもっとクリアに見えてくるはずです。
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