【高校生必見】観光学部とは?学ぶこと・就職先から将来性まで徹底解説!
「旅行が好き」
「自分の住む地域を元気にしたい」
そんな想いから「観光学部」に興味を持っているあなたへ。
でも、具体的に何を学ぶのか、ホテルや旅行会社以外にどんな仕事があるのか、そして「観光業界の将来性って大丈夫?」といった不安や疑問もありませんか?
この記事では、そんなあなたの悩みをすべて解決します。
観光学部のリアルな学びの内容から、あなたがまだ知らない多様なキャリアパス、そして気になる将来性まで、進路選択のプロが分かりやすく解説。
この記事を読み終える頃には、観光学部があなたにとって最適な選択肢かどうかが明確になり、自信を持って未来への一歩を踏み出せるはずです。
そもそも観光学部とは?社会学部や経済学部との違い
観光学部で学ぶ学問の定義とは?
観光学部とは、人々の移動によって起こる様々な現象を、社会、文化、経済、環境など、幅広い視点から探求する学問を学ぶ学部です。
「観光」と聞くと、旅行やホテル、航空会社などをイメージするかもしれませんが、それは観光の一部分にすぎません。なぜその観光地が人気なのか、どうすればもっと多くの人に来てもらえるのか、観光が地域に与える影響は何か、といったことを多角的に分析し、より良い観光の未来を創造することを目指します。
「旅行好き」だけじゃない!観光学の3つの柱
観光学は、大きく分けて3つの柱で成り立っています。これらの側面から総合的に学ぶことで、観光という現象を深く理解することができます。
社会・文化の側面から学ぶ(観光文化論、地域研究など)
地域の歴史や文化、人々の暮らしが、どのように観光資源となっているのかを学びます。世界遺産の保全方法や、お祭り、異文化コミュニケーションのあり方などを探求します。
経済・経営の側面から学ぶ(観光経営論、マーケティングなど)
ホテルや旅行会社、航空会社といった観光関連企業の経営戦略や、観光地を効果的にPRするためのマーケティング手法を学びます。どうすればサービスに付加価値をつけ、利益を生み出せるのかを考えます。
地域・政策の側面から学ぶ(観光政策論、地域計画論など)
国や地方自治体が、観光を盛り上げるためにどのような政策を行っているのかを学びます。交通インフラの整備や、観光客を受け入れるためのまちづくり、持続可能な観光地の開発などを考えます。
他の学部との違いを比較(表形式)
観光学部は、経済学や社会学など、様々な学問と関連が深いのが特徴です。では、具体的に何が違うのでしょうか?
観光学部のリアルな学びと授業内容
どんな授業がある?大学のカリキュラム例
大学によって特色はありますが、一般的に観光学部では以下のような科目を段階的に学んでいきます。
基礎科目
観光学概論、ホスピタリティ論など
1・2年次に学ぶことが多い科目です。観光学の全体像を掴み、おもてなしの心(ホスピタリティ)の基本などを学びます。
専門科目
旅行業論、ホテル経営論、航空業界論、イベント企画論など
より専門的な分野に分かれて学びを深めます。旅行、宿泊、交通、イベントなど、自分の興味がある業界の仕組みやビジネスモデルを詳しく学びます。
実習・演習科目
フィールドワーク、実務実習、データ分析実習など
座学で学んだ知識を、実際の現場で活かすための科目です。観光地を訪れて課題を発見するフィールドワークや、企業で実務を体験する実務実習などがあります。大学によっては、3ヶ月以上にわたってJR四国やJALグループといった企業で本格的な実務を経験する「臨地実務実習」のような、より実践的なプログラムも用意されています。
取得を目指せる資格一覧
観光学部での学びを活かして、以下のような資格取得を目指す学生が多くいます。就職活動でも強みになります。
- 旅行業務取扱管理者(国内・総合)
- 旅行会社を設立・運営するために必要な国家資格です。
- TOEIC®、実用英語技能検定
- 国際的な観光業界で活躍するために、語学力は大きな武器になります。
- 世界遺産検定
- 世界遺産に関する知識を深め、旅行の企画などに活かせます。
- ホテルビジネス実務検定
- ホテル業界で働く上で必要な知識やスキルを証明する資格です。
観光学部の就職先と多様なキャリアパス
就職は不利?観光学部のリアルな進路データ
「観光学部は就職に不利なのでは?」という心配の声を時々聞きますが、決してそんなことはありません。 観光学部で身につけた幅広い知識やコミュニケーション能力、企画力は、観光業界だけでなく、様々な分野で高く評価されます。
むしろ、特定の業界に縛られず、多様なキャリアを選択できるのが観光学部の強みと言えるでしょう。
卒業生の主な就職先リスト
観光学部の卒業生は、私たちがよく知る企業から、地域を支える専門機関まで、本当に幅広い分野で活躍しています。
旅行・交通業界(旅行会社、航空会社、鉄道会社など)
JTB、日本旅行などの旅行会社
ANA、JALなどの航空会社
JR四国などの鉄道会社
宿泊・サービス業界(ホテル、旅館、テーマパークなど)
星野リゾート、帝国ホテルなどのホテル・旅館
オリエンタルランド(東京ディズニーリゾート)などのテーマパーク
ブライダル業界
地域振興・公務員(DMO、観光協会、地方自治体など)
DMO(観光地域づくり法人)
各地の観光協会、観光コンベンションビューロー
市役所や県庁の観光課
IT・メディア業界(OTA、観光メディア、広告代理店など)
楽天トラベル、じゃらんnetなどのOTA(オンライン・トラベル・エージェント)
旅行情報誌、観光Webメディアの編集・ライター
広告代理店のイベント企画部門
一般企業(企画・マーケティング職、国際事業部など)
メーカーや商社の企画・マーケティング部門
小売業の店舗開発、販売促進
金融機関の地域創生部門
先輩たちのリアルなキャリアを知りたい方はこちら
もっと具体的な就職後の活躍を知りたい方は、こちらの卒業生の声もぜひご覧ください。
卒業生インタビューデータで見る観光業界の未来
コロナ禍を経て観光業界はどう変わった?
- 新型コロナウイルスの影響で、観光業界は大きな打撃を受けました。しかし、その困難を乗り越える中で、業界は大きく変化し、進化しています。
- オンラインツアーや、近場で楽しむ「マイクロツーリズム」、ワーケーション(働きながら休暇をとる)など、新しい観光のスタイルが次々と生まれています。 危機を経験したからこそ、より安全で、より付加価値の高いサービスを提供する力が求められるようになり、業界全体が強くなっているのです。
データで解説!インバウンド需要と今後の市場予測
- 観光庁や日本政府観光局(JNTO)のデータを見ると、インバウンド(訪日外国人観光客)需要の回復は目覚ましいものがあります。
- コロナ禍前の2019年には、訪日外客数は約3,188万人を記録しました。コロナ禍で一時的に激減しましたが、水際対策の緩和とともに急速に回復し、2024年の訪日外客数は約3,687万人に達し、コロナ禍前の水準を大きく上回る勢いで回復しています。2025年にはさらにこの数を上回る見込みであり、円安の影響もあり、海外から見た日本の魅力はますます高まっている状況です。観光市場は日本経済を牽引する重要な成長分野として、大きな期待が寄せられています。
今、観光業界で求められる人材とは?
これからの観光業界では、ただ「おもてなし」ができるだけでなく、新しい価値を創造できる人材が求められています。
デジタルマーケティングのスキル
SNSやWebサイトを使って、地域の魅力を効果的に発信する技術です。どんな人に、どんな情報を届けたいかを考え、実行する力が重要になります。
データ分析能力
観光客の動向や消費データを分析し、次の企画やサービスの改善に活かす力です。勘や経験だけでなく、客観的なデータに基づいた判断が求められます。
持続可能な観光(サステナビリティ)への理解
地域の自然環境や文化を守りながら、観光を発展させていく考え方です。環境問題や社会貢献への意識が、これからの観光には不可欠です。
観光学部に向いている人の特徴5選
観光学部に進学して、いきいきと学んでいる学生にはいくつかの共通点があります。あなたも当てはまるかチェックしてみましょう。
1
好奇心旺盛で、地域の文化や歴史に興味がある人
「このお祭りはいつから始まったんだろう?」「なぜこの街並みが人気なのかな?」など、地域の背景にあるストーリーにワクワクする人は、観光学の探求を楽しめるでしょう。
2
人とコミュニケーションをとるのが好きな人
観光は「人」が主役の産業です。旅行者、地域の人々、共に働く仲間など、様々な人と関わることに喜びを感じる人に向いています。
3
新しいことを企画したり、アイデアを形にしたりするのが好きな人
「こんな旅行プランがあったら面白いかも!」「地元の特産品で新しいイベントを企画したい!」など、アイデアを出すのが得意な人は、その力を存分に発揮できます。
4
データ分析やマーケティングに関心がある人
「どうすればもっと多くの人に知ってもらえるか?」を考えるのが好きな人や、数字の裏側にある意味を読み解くことに興味がある人も、観光学で活躍できます。
5
社会貢献や地域活性化にやりがいを感じる人
「自分の力で地元を元気にしたい」「観光を通じて社会の課題を解決したい」といった、誰かの役に立ちたいという強い想いを持っている人は、大きなやりがいを感じられるはずです。
入学前に差がつく!観光学部を目指す高校生が今からできること
観光学部への進学を考え始めたら、今からできることがたくさんあります。少し意識するだけで、大学での学びがより深いものになりますよ。
1
英語力と地理・歴史の知識を深める
海外からのお客様と話すための英語力や、観光地の背景を理解するための地理・歴史の知識は、観光学の基礎体力になります。教科書の勉強も、観光と結びつけると面白くなりますよ。
2
地域のイベントやお祭りにボランティアとして参加してみる
観光客として楽しむだけでなく、運営する側に立ってみることで、イベントがどのように作られているのか、どんな工夫があるのかが見えてきます。貴重な学びの機会になるはずです。
3
「なぜ人気?」という視点で旅行や情報収集をする
人気の観光地やお店を訪れたときに、「なぜここは人気なんだろう?」と考えてみましょう。立地、サービス、雰囲気、情報発信の方法など、人気の理由を自分なりに分析する癖をつけることが、企画力を養う第一歩です。
後悔しない!観光学部がある大学・短大選びの3つのポイント
一口に「観光学部」と言っても、大学によって学べることや特色は様々です。自分に合った学校を選ぶために、以下の3つのポイントをチェックしましょう。
ポイント1
カリキュラムの特色(理論中心か、実践重視か)
経済学や社会学など、学問的な理論をじっくり学ぶことを重視する大学もあれば、フィールドワークや実習など、実践的な学びを重視する大学もあります。自分がどちらのスタイルで学びたいかを考えてみましょう。
ポイント2
実習・実務実習の充実度
実際の観光の現場で学べる機会がどれだけあるかは非常に重要です。特に、長期間にわたって企業で働ける実務実習制度が整っているかは、将来のキャリアを考える上で大きなポイントになります。
ポイント3
就職実績と卒業生のネットワーク
その大学の卒業生が、どのような業界や企業で活躍しているかを確認しましょう。自分の目指す分野で活躍している人を輩出している大学は、就職活動においても有利になる可能性があります。
4年制大学、専門職短期大学、専門学校の違いとは?(比較表)
観光を学べる学校には、様々な種類があります。それぞれのメリットを理解して、自分に最適な進路を選びましょう。
入試科目は大学によって異なりますが、英語、国語、社会(地理・歴史・公民)が中心となることが多いです。
しかし、データ分析などを重視する大学では数学を選択できる場合もあります。詳しくは各大学の募集要項を確認してください。
大切なのは「学びたい」という意欲です。
多くの大学では、レベル別の英語の授業が用意されています。
また、観光で使う英語は、高校の受験のための英語とは違い、お客様とコミュニケーションをとるための実践的なものが中心です。勉強していくうちに、自然と話せるようになりますよ。
一般的に、国公立大学の初年度納入金は、入学金を含めて約82万円が目安となります。
また、私立大学文系学部の平均的な初年度納入金は約117万円です。奨学金制度や特待生制度が充実している大学も多いので、諦めずに調べてみましょう。
模擬授業の内容
自分が興味を持って学べそうか先生や在学生の雰囲気
質問しやすいか、学生が楽しそうか施設や設備
図書館やPCルーム、実習室などが充実しているか
まとめ|観光学部で「好き」を未来の仕事に繋げよう
この記事では、観光学部で学ぶことや就職先、将来性について詳しく解説してきました。
観光学部は、単に旅行が好きという気持ちを、地域を元気にし、人々を笑顔にするための専門的な力に変えてくれる場所です。幅広い学問に触れ、実践的な経験を積むことで、あなたがまだ知らない多様な未来への扉が開かれるはずです。
この記事が、あなたの進路選択の不安を解消し、夢に向かって一歩踏み出すきっかけになれば嬉しいです。
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